少年期にやるべき事 「トップになる為の過ごし方」 | 未来スターを日々診療

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「 小児のケガから~アスリートまで 」

総来患外傷98%(小児疾患70%)の真髄
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常識を超えた幾多の超回復を成し得て来た院長のブログ。

http://athletes-revival.com/
(たにかわスポーツ疾患研究室)

サッカー大国ブラジルは、かつて小学生の全国大会を行っていたが、

ある期を境に廃止した。

 

その理由は、「クリエイティブな選手が育たなかった」からだ。

 

私も以前、アメリカ・アリゾナ州フェニックスにある、ナショナルトレーニング施設で

お世話になった時、アメリカの幾つかの州ではその頃から既に、小学生以下の

全国大会は禁止されていると教えて貰いました。

 

また日本で言う、いわゆるスポーツ少年団のシステムがアメリカでは通用しない

と言う・・・

 

事情を聞くとアメリカの幾つかの州では3つ以上のスポーツをやらせない

クラブチームは認められないそうだ、当時8年前の事なので、現在は更に

多くの州でも導入されている事と思います。

 

少年期に多種目を経験させると「巧緻性」が高まるからだそうだ、

*巧緻性は前回のブログでもお話しました。

 

アメリカでは春から夏は野球と水泳、秋から冬はフットボールとバスケと

言う様に小学生は4種目以上のスポーツを行うのが普通で、それが

中学になると3つになり、高校で2つ、大学で2つか1つに徐々に種目を

絞って行くそうだ。すげっ!

 

メジャーリーガーでも時々アメフトと掛け持ちのプロ選手がいるは

その様な背景があるからだそうです。

 

実は私も少年期・・・なんと、

 

サッカー、バスケ、野球、他、球技は殆どクラブ活動でやらさせて

頂いてました、水泳、スキーもやり中学は陸上部でボクシングも並行して

全国大会は中途半端な成績で柔道は33歳の時2段取得しました。

 

で、スポーツは1年半ごとに種目を切り替えてました。

 

こういう人たまに居ますよね、多芸無芸で終わって行く人、そいつです。

 

笑えませんが、

 

かっこつけて言いましたが単に飽きっぽかったからです^^

 

最もダメなパターンですが今思えば現在の職業の礎になる為でした。

 

 

話は戻りますが、

 

日本のサッカーや野球は小学~高校までは世界のトップレベルにある、

ところが大学生、社会人、プロになるとその立場は逆転する。

 

理由は明らかで日本の選手は少年期に1つの競技に限定し、

練習に取り組むが外国の選手はそうでないからだ。

 

幼少期から徹底的にトレーニングを行えばジュニア期は確かに強くなるだろう、

一方外国の少年は多種目を並行しているから上達は遅いが巧緻性は高まり

体格が完成してからの伸びは歴然と違ってくる。

 

また日本のクラブチームは強いチームにしなければ選手が入会しない

と言ったビジネス背景もある為、早くから活躍する早熟タイプ主流の様だ、、

 

現在、国内外で活躍している日本人アスリートの多くは、幼少期から

そのスポーツだけを続けていた訳ではない、、

 

テニスプレイヤー錦織圭は3歳で水泳を始め、5歳からはサッカー、

7歳から野球を始め12歳でテニスに専念している。

 

ゴルフの石川遼選手も小学生の時、水泳とサッカーを経験し中学では

陸上部だったそうだ・・・・。

 

 

「コーディネーション能力」

 

これなんです、

 

12歳で運動神経は90%決まりますから、

 

異彩を放つ選手を育てるには、

ゴールデンエイジ期をどう過ごすかです。