野球というスポーツは、言葉(言語)を必要としなくなるときがある | 成功する野球留学・スポーツ留学:行列の出来る教授の相談所&ときどきスポーツ名言

野球というスポーツは、言葉(言語)を必要としなくなるときがある

アスリートブランド草創期の野球留学メンバーで、
リーグオールスターや
一時リーグ首位打者に立つなどの活躍を収め
2年目は全額奨学金獲得、
MLBドラフトまであと一歩のところに迫った、
松尾君についての2006年の記事が出てきましたので紹介します。


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アリゾナウエスタンのリードオフマンを務める松尾隆史選手の活躍により、先週の火曜日コーチスカレッジとのダブルヘッターに連勝した。松尾選手は、8打数4安打、4得点の活躍。

ジョン・ストラットン監督は、日本から来た新人の活躍に感心する。この日、松尾選手がバントをするとフライとなったが、ボールがピッシャーの頭を越し、誰も対応することができずに内野安打となる。

「ピッチャーの後ろに落ちたよ。あれじゃ誰も捕れないな」とストラットン監督。「誰もがトライするプレーだが、そう簡単にできるプレーじゃない。しかし、タカ-シ(監督は、松尾君をこう呼ぶ)は、やったんだ。何も言うことはないよ」

ストラットン監督にとって、英語や野球の専門用語を英語に置き換えるとあまり理解できない松尾選手を指導するのは困難だ。しかし、それは松尾選手の活躍と比べるとほんの小さな問題でしかない。

松尾選手は、.0445で現在リーグ首位打者で、得点37、安打数53でもランク上位につけている。

「野球というスポーツは、言葉を必要としなくなるときがある」とストラットン監督は言う。彼が過去にも同校で日本人選手を指導した経験からくるものだろう。
「彼らは、数種類の用語を覚えると、あとはサインの解読は簡単さ。タカ-シは頭がいい。ミスはしないし、学習能力がある」

「何より感性が鋭いんだ。この感性が言葉の壁を感じなくしている。どのようにコミュニケーションを取ればいいか分からなくなるときはあったが、彼ら(日本人選手)のタレント性とプレーを見れば問題はないと思うんだ」

ストラットン監督が最初に松尾選手の存在を知ったのは、日本で野球を続けることができない選手にアメリカの大学を紹介する日本人スカウトからだった。かつてのアシスタントコーチ(現在、オデッサカレッジ)が松尾選手を気に入ったが、学内での入学関連の交渉に手間取り、最終的には、ストラットン監督にみてもらう形となった。
「正直に言うと最初は、ここまで活躍する選手になるとは思わなかったよ。練習の中では、どんな選手なのかは大体分かるが、実際に試合で活躍するかは試合でないと評価できないだろ」とストラットン監督は言う。

「すごく楽しんでるよ」
と松尾選手は通訳を介して話す。

「日本とは環境が大分違うので、それに対応していく必要がある。
しかし、僕は野球が好きだからここでの生活も楽しんでいる」

「アメリカに来る前、アメリカの野球は、もっと個人プレーでホームランばかりというイメージだった。しかし、実際は違った。チームスポーツだった。今の自分の成績に驚いている。またこの成績を維持することにプレッシャーも感じている」


松尾選手の“どんな手段を使っても塁に出る”という姿勢が、昨年リーグ平均得点以下だったチームをリーグトップの得点率のチームに変貌させた。野手の間を抜くヒット、素早い動きからのバントヒットは松尾選手の真骨頂だ。

「走塁技術はトップクラスだが、実は彼はそんなに足は速くないんだ。60ヤードダッシュをやらせると、チームでも7番目か8番目だよ。けど、一塁からホームまでは誰よりも速く走るよ」ストラットン監督は言う。

「日本の選手は指導するのが実は楽なんだ。年長を尊重する文化が根付いているからね」
「私の仕事は、彼のプレーを最大限引き出すことだ」


アリゾナ地元紙、ユマサン.com 2006年4月1日の記事より


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松尾君も、トライアウトでチャンスを得た。
まずはここから

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