【南向きしか駄目なのか?4】
実は、
そんな何か真逆な話、
こういうのって法律のおかしいところでもあるんです。
どういうことかというと、
あっちであ~しろって言ってることと、
こっちでこ~しろって言ってることが、
まったく違う、
っちゅうか真逆、
なんてことがあるってことです。
建築基準法では、
居室、
つまり住宅なら居間とか寝室とか子供部屋とかの継続的にそこに滞在して使用する部屋のことですが、
その居室には必ず採光、
つまり外部の光を中に取り込むための開口部、
つまり窓などを床面積に対する割合以上設けなければならないと決められています。
もちろん、
その窓の外に隣の壁があったりするのは駄目などといろいろな細かい規定はあるのですが。
ようするに居室には部屋に応じてある程度以上の大きさの窓を必ず設けて外光を入れなければならないということです。

ところが、
先に書いた小さな窓の家ばっかになぜなるのかってことの一番大きな要因は、
その窓からの熱損失を小さくしないと省エネ法の申請が通らない、
なので窓を小さくするということなわけです。
そう、
真逆なことをやれと言っているわけです。
なので部屋を居室にするのをやめる、
なんて本末転倒なことになってしまうわけです。
換気などもそうです。
建築基準法では、
居室には換気設備といものを部屋の大きさや種類に応じてもうけなければならない、
となっています。
これだけではなくて、
シックハウス法では居室ではやはり部屋の大きさに応じて24時間換気扇を設けなければならない、
ともなっています。
どおゆうことかというと、
人がいる部屋の中の空気は順次入れ換えなさい、
と言っているわけです。
まあ、
高気密なんかで家を建てると換気しないと窒息してしまいますからね、
シックハウスでは部屋の中のホルムアルデヒドなんかを排出しなさいと言っているわけで、
当然なことなわけです。
ところが、
これまた省エネ法っちゅうやつでは、
その換気をすると外の外気が入ってきてしまいますから、
せっかく暖めたり冷やしたりした空気が逃げてしまうわけです。
つまりエネルギーが損失します。
なので、
それを押さえよ!
っちゅうことになる。
つまり換気すると通らないのです。
いやはや、
あちらを立てればこちらが立たず。
矛盾とはこのことを言うんじゃないかちゅうくらいの真逆な話です。
なので、
そこそこの建物の換気には全熱交換器をつけなければならなくなってきました。
有名なのは三菱のロス○イなどですが、
換気はするけど室内の熱は逃がさないという優れものです。
が、
何しろ値段が・・
窓もそうです。
何度も書いていることですが、
窓のアルミサッシなどの値段は10年前から比べると信じられないほど高価になってきました。
倍なんてのは当たり前で物によっては10倍なんて値段になってきています。
窓の防火性能と断熱性能の高性能化のためです。
大きな窓を付けようとするとそういった高価な高性能サッシにしないと省エネに出来ないからです。
建築費がどんどん高騰するのはもちろん建材などの価格高騰もありますが、
これらも大きな理由の一つになっています。
ばっかじゃないの?
と、
思っているのはたぶん私だけです。
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