【改正建築物省エネ法1】
今年は本当に夏が終わると秋を飛ばして冬でした。
何しろ11月の下旬でも昼間は半袖が普通でしたから。
冗談じゃなく朝晩はダウン着て出かけ、
昼は現場で半袖、
なんて日が続きました。
12月に入っていきなりの冬なので、
着る物を出してくるのが大変でしたね。
夏は夏で、
どんだけ暑いの!
な毎日です。
それがもう毎年のこと。
もう35度くらいの気温ではなんとも思わなくなってきました。
むしろ今日はちょっと涼しいねくらいの感じです。
30度こえたら夏日って、
たかが30度で?
ってな感じですか。
いやはや地球はどうなってしまうんでしょう。
間違いなく温暖化です。
これは全世界的になんとかしなければなりません。
昔、
って言っても私らが若い頃ですからまだ30年40年ほど前は、
岐阜の田舎の実家に夏休みに帰省すると、
家にエアコンなんてありませんでしたが、
風を通していれば暑いなんて思ったことがありませんでした。
逆に、
冬休みなんかに帰省すると、
雪だるまやかまくらを作ったりするのが恒例の楽しみでしたが、
今や雪なんて見たことがない、
一年に数回降ってるのを見るくらいでここ数年はまったく積もりません。
雨の降り方も尋常ではなくなってきました。
いったい今年だけでどれだけの大雨災害があったことでしょう。
毎月毎月どころか数週間毎にどこかで床上浸水や土砂災害です。
十数年前までは聞いたこともなかった時間降雨量100何十ミリなんて雨が、
当たり前になってきています。
台風でもないのに。
台風なら短時間で一時的なのですが、
それが何日も続きます。
そんな降雨量に対応した建物なんて建てようがありません。
いや、
それどころか街がそんな降雨量には対応するよう出来ていません。
いやいや、
さらには日本の国土が河川がそんな降雨量に対応出来るキャパシティーがありません。
あきらかに温暖化が進んでいます。
何が正しいのか、
何をすれば良いのか、
本当に炭酸ガスだけのせいなのか、
そんなことはよくわかりません。
でも、
本当になんとかしなければなりません。
日本におけるエネルギー消費全体の中で、
住宅などを含む建築物によるエネルギー消費は全体の30%になるのだそうです。
これを何とかしなければ、
ということで、
建築物省エネ法が改正され、
来年の4月より改正建築物省エネ法が施行されます。
これは住宅であっても適応外にすることは出来ません。
ようするに、
ただでさえ値上げ値上げで高騰している建築費がさらに高くなる、
ということです。
残念なことに。
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