このお盆の休みに久~しぶりに釣りに行ったのです。
本当に久しぶりになってしまいました。

何しろもう若くない上に、
このクソ暑い毎日なので、
その辺の渓流の川では1時間も釣ればぶっ倒れそうなほど暑い。



なので遠征です。
八ヶ岳まで。
標高1500m、
流石に少しは涼しいか?



渓流釣りと一言では言いますが、
餌釣り・ルアー・フライ・テンカラといろいろあります。

私達、
どれもやるのですが、
元々郡上釣りという釣りから渓流釣りを始めましたので、
基本的には餌釣りです。


郡上魚籠に郡上タモに郡上竿で郡上釣りなのです。

 

 

 

 


それで上手くいかない時や場所ではルアーやフライもします。



なので、
餌が必要です。
昔は川で川虫を捕ったりミミズで大物を狙ったり、
なんてしたものなのですが、
昨今はもうイクラで十分です。

どんなに餌を吟味したところでたいして変わりなんてありゃせん。
そこまで必死になって釣るなんて時期はもうとっくに過ぎ去りました。
問題は腕よ腕・・なんて。

それに、
何しろ餌を手に入れるのが簡単!
釣具屋に行く必要も川で川虫捕る必要もありません。

その辺のスーパーでなんぼでも売っています。



なので前もってイクラを買ってきて冷凍しておきました。



で、
川はイワナ狙いの小渓流です。
車から川まで降りて、
さあ釣るぞ!

 


 


すると、
女房殿が早々に、
釣る前から竿先が折れてる~!
と・・

え・・
車まで戻って竿交換しなくっちゃ。



すると女房殿はその辺の棒っきれを拾ってきて、
これに糸つけて釣るからいいって。

過去にもそれで何度も釣っている女房殿です。
イワナ釣りだから出来る芸当ですが。
ま、
それでいいならいいか。



で、
釣り出します。

が、
餌が、
イクラが、
ベタベタ。



冷凍しておいたのを解凍したら水分が多すぎてベタベタ、



・・・



針に刺して投げ入れる。
と、
水面に着くまでに勢いでイクラだけどっかに飛んでいく~

おいおい。

飛んでかないようゆっくりと水面に落とし入れる、
と、
水流でイクラだけ流れてく~



しばらく頑張って釣っていましたが、
こりゃ無理だ。

釣れる気もしないし、
実際当たりもないし、
当たるわけがないし、
だって針にいくらが付いてない。



仕方が無いので川虫を捕ることにしました。
が、
捕れない。

全然捕れない。
捕れても針に刺せないほど小さい。
時期が悪いのか、
暑すぎるのか。



なんか嫌になってきた。
無茶苦茶クソ暑い中頑張ったのに。



もう、
帰ろうかな~



とりあえす、
川を上がって車に戻ります。

すると、
女房殿がイクラ買いに行こうというのです。



でも、
山の中の渓流ですから、

釣具屋なんてどこにもありません。

スーパーなんて随分遠くです。
しかも田舎の小さなスーパーしかありませんからイクラがあるかどうかも怪しい物です。

え~
行くの~?



半分やる気無くしている私です。



まあ、
女房殿が行こう行こうというので、
じゃあ行こうか、
と車を飛ばします。

すると、
イクラ売ってたんです。
お~



ついでにおにぎり買ってきて、
腹ごしらえして、
川に戻り釣り再開。



今度のイクラは最高!
何しろ買ったばっか。



おかげさんでイワナが面白いように釣れ出しました。
楽しい楽しい。

 


 


大場所は朝から人が入っているのかあまりいません。

が、
狙いはイワナ、
小さな石裏などのポイントを丹念に狙っていきます。

 

 

 


ここは狭い切り通しです。
巾は1~2mほどしかありません。

 

 

 

 

こんな場所でたくさん釣れるのです。



で、
上の木々に引っ掛けないよう注意しながら、
それでも引っ掛けては仕掛けを直しながら、
こんなところで面白いようにイワナを釣っていると、



ガ~ン!
と、
きました。



いやあ、
久々に感じるこの感触!



でかい!!!



が、
何しろ場所が狭い。
糸を切られないよういなすだけで大変!
でかくて抜き上げられない!
しかも、
掛けたのは1m以上低い切り通し。
タモでもすくい上げられない!



どうする俺?



・・・・



で、
え~い、
ままよっと、
切り通しを飛び降りて、
川に飛び込んだ。



しばらくやりとりした後・・



捕ったど~!

 


 


尺完全に越してるぞ~!
久しぶりの尺だぞ~!
大河やダム湖の大物じゃない渓流の尺イワナだぞ~!
鼻曲がりの雄だぞ~!

 


 


ただ、
この後、

切り通しを登るのにえらく苦労しましたが。



後で計測してみたら32cm!
立派な尺イワナでした。

 

 


それにしても、
いや~
帰らなくて良かった。

女房殿ありがとう。

 

 

 

 

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