【住宅各論:屋根材1 瓦】




住宅各論、
今度は屋根材にしましょうか。



昨今の住宅の屋根材
大きく分けると、


スレート
金属屋根


といった所でしょうか。



まずはです。

にも種類があります。
たくさんたくさんあります。



ますは材質により、

無釉粘土瓦
釉薬をかけずに粘土を焼いた三州瓦淡路瓦なんかがそうです。
「いぶし」なんていう銀色の美しい意匠性の高い瓦が多いのですが、吸水性が少々高いので寒冷地にはあまり向きません。
神社仏閣などはみんなこれで和風建築に向きます。

 

 



釉薬粘土瓦
逆に釉薬を掛けて粘土を焼いた瓦で、石州瓦なんかですね。
釉薬が掛けてあるのでテカテカした見た目になり、吸水性が低く寒冷地に向いたです。

 

 



セメント瓦
見た目は普通の粘土瓦と同じですがデザイン性が高くて非常にお安い。
ただ防水性があまりないので本来の屋根材としては・・?です。
 

 

 


大きくはこんな所でしょうか。

ま、他にもコンクリート瓦とか樹脂やグラスファイバーなんかを混入した防災瓦とか軽量瓦とかいろいろありますが、それはおいときます。



そんな様々な材質でつくられた
これがまた大きくは和瓦洋瓦にわけられます。



和瓦というのは、
日本で生まれた日本で作られている日本の瓦です。

三州瓦
石州瓦
淡路瓦

日本三大瓦が有名ですが、
作られている地方によっていろいろな瓦があります。
京瓦
越前瓦
沖縄瓦

などなど・・

は地方性の高い屋根材です。
かつては陶器である非常に重い建材だったは遠くまでたくさん運ぶことが難しかったためそれぞれの地方で作られるものでした。
そして、
四季のある日本では暑いところから寒いところまで、
乾燥したところから多雨や積雪の多いところまで、
その地方にあった瓦がそれぞれの地で作られてきたわけで、それが今の何とかなんて呼ばれるの名前になってきています。



まあ、今ではそんなこと考える必要もまり無いのですが、
別に名古屋で淡路瓦使っても沖縄瓦使っても何の問題もありませんので、
ただ地方性というのは現れるところです。

 

 


北陸などに行くと遠くの街並みがテカテカと光って見えます。
屋根が越前瓦だからです。

 

 


京都などでは何だか渋~い街並みに感じるのは、
屋根がいぶし京瓦だからかもしれません。

 




和瓦にはそんな産地や地方による作り方の違いがあるのですが、
形や葺き方によって、

桟瓦葺き
波形の瓦を組み合わせて葺いて棟を熨斗瓦で軒先を軒瓦でおさえる瓦の葺き方で住宅の場合ほとんどがこの葺き方です。

 

 


本瓦葺き
波形の瓦ではなく平瓦と丸瓦を組み合わせて葺く葺き方。
大きな建物に葺くための大きな瓦で神社仏閣やお城なんかに葺く葺き方です。

 

 


一文字葺き
桟瓦葺きの一種で軒先などを軒瓦ではなく一文字瓦というまっすぐな瓦を使う葺き方。
スカッとした印象になるので数寄屋などに使われ京瓦に多いようですね。
 



いやはやちょっと疲れてきましたね・・



この和瓦に対して洋瓦です。
読んで字のごとく日本ではなく外国から入ってきたです。

大きくは、
S型瓦
スペイン瓦とかスパニッシュ瓦などとも言われる瓦でスペインから入ってきただから?
というわけでもないようですが、
日本の桟瓦よりも大きくS型に湾曲した桟瓦の一種で屋根に立体感が出るのが特徴です。
洋風住宅や輸入住宅に使われます。

 



F型瓦
平板瓦ともいわれます。
読んで字のごとく平板の桟瓦の一種でシャープなデザインが特徴です。

 



M型瓦
1枚の瓦に2つの丸山があるMの形になる桟瓦の一種です。
ま、デザイン性ですかね,、ちょっとしつこい瓦です。
趣味の問題ですか。
 



いやはや・・
の種類を書くだけで一日終わってしまった。
よんでくれてる人は面白くも何ともないですかね。

ま、
ようするにというのは太古の昔から日本にも世界にもにたくさんあって、
長い長い年月をかけてその地方などに合わせて進化してきた屋根材です。

そのためにたくさんたくさんの種類があるということなのです。



一概に瓦屋根が良いね!
なんて言ってもそれこそどの瓦にするのかで屋根のデザインは、
まったく違います。



どんなにしたいかが決まっているのなら、
最初から設計する人に言っておかないと・・

それこそとんでもないことに・・
なってしまうかもしれません。


 

Atelier繁建築設計事務所HP
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