【住宅各論:外壁5 塗り壁】




住宅でよく使われるサイディング以外の外壁材っていうと、

田舎に行くと・・
いや失礼な言い方になってしまいましたか?

土塗り壁とか漆喰塗りとか杉羽目板張りとかありますが?



ただこれらは都市部や都市近郊などではもう見ることはほとんどありません。



土塗り壁とか漆喰塗りというのはご想像通りもう出来る左官屋さんがほとんどいません。
いても毎年毎年修復し続けないといけないので大変なためやることはほとんどありません。

杉などの木の板張りというのは都市部やその近郊では防火構造や準耐火構造の要求をされることが多いため使うことがあまり出来ません。

それでもこういった自然の素材が良い!
なんていう方も多々いらっしゃいます。
私も好きです。

今では、こういった外装材を使えることは田舎や地方部に住む方の特権に近い物となってきています。



うちでは住宅でよく使われる外装材としては、
やはり塗装系の物が多いです。

吹き付け塗装などと呼ばれる材料です。
 

 

下半分がジョリパット塗装、上はスパンドレル金属サイディング。

アクリル系、
ウレタン系、
シリコン系、
フッ素樹脂系、

などの合成樹脂系。

セメント系、
モルタル系、
漆喰、
珪藻土
など、
などの無機質系。

ありとあらゆる種類があります。



塗り方も様々で、
ガンで吹く物、
ローラーで塗る物、
刷毛で塗る物、
コテで塗る物、
などがあり、

その塗った柄も様々な物があり、

 

 

 

 

 

 

 

色も柄も自由自在に作ることが出来ます。

 

 



また、吹き付けたり塗ったりする元の下地板材を何にするかによって防火構造なども作ることが出来ます。



そして何の塗料にするのかは、
そのデザインのみならず、
イコールどれだけ長持ちし汚れにくい物にするのか?
ということになります。

長持ちする汚れにくい物になるほどお値段も上がっていくわけです。
 

 



安い材料なら少し高めのサイディングくらいの値段で塗れますが汚れやすく長持ちはしません。
10年後か15年後かには塗り直す必要が出てきます。
ま、汚れも風味だと思えればそれもよいのですが。



高い材料ならそれこそ100年たっても汚れない
なんて宣伝までされるほどです。

フッ素樹脂系とか光触媒系なんかだとそう言われていますが、
実際に塗ってから100年たったものがないのでほんとかどうかは不明です。
私は怪しいといつも思ってますけど・・



ただ費用対効果を考えるといくらなんでも高すぎるとは思っていますね。
冗談としか思えないような値段になりますからね・・
ホテルや美術館じゃないんだからって・・
そんな値段掛けたらタイルだってそれこそ石だって張れるじゃん!
ってね。

石貼れる値段ならいくら100年保つったって、

石貼った方が絶対に耐候性は上ですしお得です。


意匠的には塗装吹き付けというのは非常に綺麗で美しく仕上がるので大好きでよく使います。
 

 



住宅ですとジョリパットなんて商品名を皆さんもよくきかれるんじゃないでしょうか?
アクリル系の塗装ですが耐候性が高く意匠性も非常に高い優れものです。
ジョリパットというのはアイカさんの商品名ですが、他社にも同じような物がたくさんありますね。

珪藻土とか漆喰なんかもよく使いますね。
本当のそういった塗り壁は乾燥が進むにつれ毎年毎年修繕しなければならないのが欠点なのですが、
最近はそんなことの必要のない秀逸な物がたくさん出てきています。



ただ、やっぱりちょっとお高い。
ま、それでも昔に比べれば随分とお安くなったんですが・・
もうちょっと頑張ってもらってもう少しお安くなると良いのですが。




Atelier繁建築設計事務所HP
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