近隣説明って何? | よもやま建築日記~家づくりの現場から~

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愛知で家づくりをする建築士が日頃、思ったことや考えたことなどを徒然に、さらにはちょっとした家づくりのヒントや知識などを気の向くままに書いております。建築にはいろいろな考え方がありますが私達の考え方や取り組み方などをお伝えできればば幸いに思います。

【近隣説明とは・・1】



先日、昔まだ独立する前に建てたマンションの前を通りかかったのですが、
その際にふと思い出したお話しです。



それはもう随分前の話なのですが、
マンションの計画が某市内のどんどん開発が進み都市化されている地域であったのです。
ところが・・
ありがちな話しなのですが近隣で反対運動が・・




私、本当にこの仕事が大好きで、やっててこんなに楽しい仕事に就けるって本当に幸せなことだと思っています。

が・・

この近隣説明
これだけは・・
これがなければ・・
これさえなければ・・
どんなに幸せなことでしょう!




近隣説明というのは地域によっていろいろ違いはあるのですが、
ここ名古屋ではその場所の地域によってある程度の規模以上になると必ず行ってその結果を行政に報告しなければなりません。



近隣説明というのは正式には「近隣関係者への説明義務」と言い、
工事前の説明挨拶とは違うものです。
敷地に建築計画の看板なんかを立てるのもこの近隣説明の一環で名古屋ではこれは立ててから20日以上経過しなければいけないなどと厳しく決められています。

 


この20日が本当に経過しているかどうかを証明するために写真を撮ってそこに郵便局で消印を押して証明もらうなんてことも行ったりします。
冗談みたいですが・・



この近隣説明というのは建物の確認申請を行う前に必要で、こういう建物を今建てる計画をしていますよとご近所の方にお施主さんと設計事務所が行うもの。

工事前の説明挨拶というのはもう設計も許認可も終わって明日から工事をしますのでよろしくお願いいたしますと工事内容の説明をしたり連絡先をお知らせしたりと工事業者が行うものです。



そんな近隣説明です。
間違えてはいけないのはマンションだからビルだから工場だからではありません。
あくまでもその地域と建物用途と共に規模です。
住宅だってその規模をこえれば近隣説明はしなければなりません。
場合によっては近隣説明会なども開かなければいけません。



なので、地域が地域でちょっと大きければあなたのお宅を建てる時も近隣説明は行わなければなりません。
あなたがそれを知らないのはあなたの頼んだ設計事務所や住宅メーカーや工務店がやってくれているだけのことです。
もしかしたらその際にはお向かいさんに建設反対!
なんて言われているのかもしれません。



説明では範囲内にある全お住まいのお宅、全お働きの事業所、そして全土地の地主に直接会ってご説明します。
全部です。
必ず会います、会えるまで行きます、夜も行きます、休日も行きます。
何度も会えなければ連絡くださいの案内です。
えらいことなんです。



説明する範囲や内容などは法律や条令でどおゆう範囲までこおゆう内容でと細かく決められています
決まりがなければなんで隣は来たのになんでうちは来ないんだ!
などと怒られても説明が出来ません。

実際何度もそう言われたことがあります。

それに、あそこもここもなどと言っているととりとめもなくどこまでも行かなければならなくなってしまいます。



そんな近隣説明
もし近隣さんとのお話し合いがうまくいかなければ当然その報告が行政に受け取られなくなり確認申請が出せなくなって建物の工事を行うことが出来なくなります。

そうすると、まあだいたい裁判になるわけです。

当然それは何としても避けたいのです。

はぁ~・・・・・

 




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