今日は屋根の色柄だけ決めてください? 【色決めをしよう・・4】 | よもやま建築日記~家づくりの現場から~
新型コロナウイルスに関する情報について

よもやま建築日記~家づくりの現場から~

愛知で家づくりをする建築士が日頃、思ったことや考えたことなどを徒然に、さらにはちょっとした家づくりのヒントや知識などを気の向くままに書いております。建築にはいろいろな考え方がありますが私達の考え方や取り組み方などをお伝えできればば幸いに思います。

色決めをしよう・・4

 

 

 

「色決め」なんて難しい言葉で言っていますが・・

実は材料決定のことをこんな言葉で呼んでいるのいるのは我々やコーディネーターなどの職種の人だけです。

 


下手をするとメーカーの営業さんも工務店の監督さんも大工さんも・・

「色決め」という言葉自体を知りません。

 


色決めはどうなってるんですか?

なんて聞いても相手は何のことだかわからないことも多々あるのです。

 


なぜか?

彼らにとってそんなことは大して重要なことではないからです。

悪い意味ではないのです・・

安全に確実に欠陥なく決められた時間内に家を完成させることが重要なことなのであって色などはお客さんがこれと決めてくれれば何だってかまわない・・

 


なので彼らは色決めを重要視しません。

 


そこで、たいていはこういうことになります。

 


数種類のサンプルがのった屋根材のサンプル帳をいきなりもってきて・・

「屋根はどれにしますか?」

「申しわけありませんが発注の関係で明日までに決めて欲しいのですが」

屋根だけです・・

 


明日ってどうよ・・

一生住む家の外観を決定づける屋根を1日で決めろと言ってきます。

 


そもそも・・

屋根材料の色や柄など勘定できないくらいあるはずなのです。

にもかかわらず見せられたサンプルは数種類のっただけのサンプル帳1冊です。

選択肢がむこうの都合で勝手に狭められてしまっているわけです。

まあこれはメーカーや不動産屋住宅の場合はやむを得ないところもあるのかもしれません。

それを絞り込んで決めておくことで安価に早く住宅を提供できていることも多いわけですので・・

 


しかし・・

屋根決めようにも外壁が窓が床のタイルがなんなのかどんな色なのかさっぱりわかりません。

屋根だけ先に決める?

 


おかしいと思うかもしれませんが?

ほとんどの家はこうやって屋根を先に決めさせられます。

 


上棟時には屋根がかかっていないといけないからです。

外壁や窓や床なんかを作るのは工事中でもずっとずっと先のことになるから・・

 


で・・

次に窓を決めてくださいとまたやってくる。

窓だけです・・

 


その次は外壁です。

外壁だけ・・


ようするに工事の進む順番に決めてくれとやってくる・・

もう屋根がどんな色だったのかなんておぼえちゃいません。

ずいぶん時間たっているのですっかり気分も変わっていたりします。

 


結果・・

ちんどん屋みたいになってしまうのです。

 

 

 


 

Atelier繁建築設計事務所HP

http://ateliershigeru.com

よもやま建築日記~家づくりの現場から~

http://ameblo.jp/ateliershigeru/