日頃の運動というと朝のウォーキングくらいですが、ウォーキングしながら道端や公園の草花や虫たちの生き生きとした姿を見るのは、子どもたちと接している時と同じくらい、私にとって大きな喜びです。
数日前の朝は、夜のあいだに降っていた雨が草の上にまあるい水の玉になって残っているのを見つけました。大小さまざまな水の玉、どんな宝石よりもきれいだなあと、ずーっと見てしまいます。
日々慌ただしく過ごしているとなかなか目に入らないけれど、私たちの身のまわりには美しいものがいっぱいあります。子どもたちが身近な自然に興味をもってくれるよう、教室の中ではたらきかけていきたいと考えていますが、お子さんと散歩したり公園で遊んだりする時にはぜひお子さんと目を凝らして、すてきなものをいっぱい見つけてください。子どもは本来、美しいものや不思議なものが大好きです。お母さんやお父さんと一緒に日々の生活の中でささやかな発見や喜びを共有できることは、子どもにとって何より嬉しく、また子どもの中にある美しいものに感応したり心豊かに生きていくための芽が育っていくことでしょう。