新緑が美しく目にしみる頃。
寒さとは暫しお別れですね。
さて教室では、今まで鉛筆でデッサンをしていた生徒さんが、
心機一転
続々と水彩、アクリル、油彩などの絵の具を買って、
学生時代以来のやりたかったことに挑戦する方が増えています。
鉛筆で一本一本引いていた線の世界から、
今度は一気に面で塗る作業です。
水を使う水彩では、濡れている内に色がつながって
美しいグラデーションができるのも魅力の一つです。
こちらはTさんの模写。
今回は永山裕子さんの本からその色使いや空気感の作り方を
じっくり観察しながら真似ています。
本当にそっくりの仕上がり
手順も考えながら学べるので、新しく描き始める人にとって
模写というのは大変良い方法です。
こちらはNさんの鉛筆デッサンです。
社会人、定年退職された方、中高生、主婦の方など、
様々な方がデッサンから始めています。
しかし、個別に思い思いのところから始めることも
出来る教室なので、やりたいことを相談しながら進めています。
社会人のNさんは、手始めにデッサン、
その後は「何年も自分の内に秘めているものを
具現化していきたい」ということです。
それがどのような形や色、イメージなのかは
これからの時間に立ち現れてくるもの・・。
その時間に立ち会えることは、
講師である私の喜びでもあります