『無有』竹原義二著 | 美しい家をつくりたい!

『無有』竹原義二著

あけましておめどうとございます。

 

今日から仕事始め。

 

休み中に「積読(つんどく)」状態だった本をいくつか読了。

そのなかで建築絡みの著作から印象に残ったところをご紹介したいと思います。

 

建築家、竹原先生の書籍です。

101件を手掛け、節目としてご自身の建築家としての考えをまとめたものです。

(ちなみに、101件目は自邸)

 

ご興味のあるかたはこちら→

 

ちょっと長いですが、少しだけ。

しかし最近は、

(中略)

誰がやっても均質に組み立てられる技術だけが求められ、職人の腕を振るう場所も、目と手で材料を吟味する機会も少なくなっている。そうして手に入れた建築部材を簡単に組み立てただけの「完成品」は、メンテナンスフリーと謳われ、汚れることも許されない。何もしなくていい家は、気がつけば誰にも気遣われない家になり、誰の手にも触れられずにいる。

(中略)

手間のかけ方を知らない時代は、建築が時の中で帯びていく美しさを忘れてしまったのだろうか。

 

 

「完成品」にしたためられた「 」。

誰にも気遣われない家になり~というくだりは切ないですが、多くのものはその通りの現実となっています。

 

初心を忘れず、建て主のかたとともに、大切にしていただける家をひとつひとつ心を込めてつくっていきたい。

そう誓うお正月でした。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

鈴木宏幸