幕内優勝しましたーっ
相撲ファンの私としては、とっても心にグッとくる優勝です(涙)
何がグッとくるのかって、怪我に病気に苦しんで輝かしい上位から姿を消し、下位の下位から耐え励みここまでまた上がってきたからです(涙)
照ノ富士関が新入幕した頃、今でも覚えています…。2014年頃。
あの頃は、
\遠藤キター/
\逸ノ城キター/
\照ノ富士キター/
という感じでスピード出世ラッシュ。
この時点で照ノ富士関はすでに衝撃的な強さ
上位陣にぶつかっても物怖じしない、闘志の塊のような強さでした。
でもそれから、
怪我…
病気…
幕下陥落…
手術…
リハビリ…
怪我を治して、リハビリして、稽古を始めて、それでようやく土俵に上がれる。その間何ヶ月もかけて。
さらに土俵に上がってからは、元の番付に戻すまで何ヶ月、何年という単位…。
ましてや、そんな年月かけても元の番付に戻れる保証だってない。
番付を落としている最中は、それはお先真っ暗にしか見えなかったと思う。
こうやって結果を出せたからこそ「頑張った先に希望がある」と言えるけど、その過程では何度も希望なんて信じられなくなったと思う。
そんな、表に見えなかった照ノ富士の5年間を思うと、目頭が熱くなって…(涙)
そして土俵に立つ姿が、以前は「闘志ムンムンの強さ」だったけど、今は「芯から溢れる強さ」の様な感じに変わっていて、より応援したくなる力士になったと思います
栃ノ心関もそうだったけど、怪我から復帰した力士は一味も二味も変わって魅力的な力士になっています
「怪我をしない身体づくりが出来ている力士」
ってもちろん凄いし希有な存在だけど、
「怪我をしても耐えて這い上がってくる力士」
には、心打たれ励まされます。
その努力が紛れもない本物だと分かるから。
惰性で土俵に上がっていないって分かるから。
ちょっと番外編としては
「怪我と付き合っていく力士」
元安美錦関のような姿も心にグッときます…
(番付を落としては何度も上がってくる。最年長になっても何度も。その身体作りとモチベーションを保つには並みならぬ心の強さがあると思います)
そんな感じで、お相撲さんは、私にいつも勇気と希望を与えてくれる存在なのです。
叩いたり投げたり、が苦手な私でも見てしまう大相撲は、その精神性・一人一人の相撲人生に魅力が溢れているのです。
その時その時スポットのあたる力士は違いますが、思いと努力を重ねた力士は目に留まります。
(以前には、心臓病を抱えていながら土俵に上がる力士もいました)
現に今、先が見えない・光が見えない、と思っている状態だとしても、照ノ富士関と同じ様にこの闇を抜けられるかもしれない。頑張った先に光のある世界が見られるのかもしれない。
そうやって、自分を励ましていける、そんな思いがするのです。
ありがとう
お相撲さん…
-おしまい-