アフターコロナの今年の秋、フラメンコ界ではたくさんの公演が開催されます。そんな中、来年の話をして驚かれてしまうかもしれませんが、劇場での創作フラメンコ公演がひとつ決まったのでお知らせいたします。
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フラメンコのタンゴとアルゼンチンタンゴ――これまでまったく別物と言われてきたが、最近ではその生成段階で何らかの関係があったと見る方が普通のようだ。この2つのタンゴと向き合いたいという思いが私にはずっとあり、このたびようやく実現できることになった。なお、本公演は音楽的追究をしつつも、創作フラメンコ公演の形をとる。
フラメンコダンサーの母とアルゼンチンタンゴダンサーの父のあいだに生まれた一人の少年は、両親は死んだと聞かされ、祖父母に大切に育てられた。ところが、ある日一人の謎の女が現れ、「お前の母親は生きている」と知らされる。そこから彼の旅が始まる。アルゼンチンのブエノスアイレスへ、そして最後にはスペインのグラナダへ。母を探す旅は、同時にタンゴを探す旅になって行くのだった。
日程：2024年6月15日（土）、16日（日）
会場：KAAT（神奈川芸術劇場）大スタジオ ※KAATの5・6階にある、大きい方から二番目のホールです
出演：
【ダンサー】
母親――河野麻耶 ⒸS.Hori
父親――マーシー
父親の2番目の妻――マギ
息子――出水宏輝（ファロリート）ⒸCarlos Chinesta Sevilla
娘――伊藤笑苗 ⒸYUKI OMORI
祖父――山本将光（ジャマキート）
祖母――朱雀はるな ⒸYUKI OMORI
息子の子ども時代――山本涼
謎の女――野村眞里子 ⒸYUKI OMORI
他
【ミュージシャン】
ギター――ペペ・マジャ・マローテ、北岸麻生
歌――小松美保
パーカッション――朱雀はるな
他
【スタッフ】
作・構成・演出・振付――野村眞里子
振付――メルセデス・デ・コルドバ他
音楽――ペペ・マジャ・マローテ、フアン・カンパージョ、アストル・ピアソラ
音響――浦崎貴
写真――大森有起
制作――A Tower
企画制作――エルスール財団
他
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詳細についてはあらためてお知らせいたします。KAATは中華街まで2～3分のところにある劇場ですので、フラメンコといっしょに横浜観光・グルメもぜひお楽しみください。よろしくお願いいたします。