ブラックバーンの恵み/八嶋
Visionの八嶋です。スペイサイド地方の首都エルギンから西へ約5キロ。
周辺はイギリスで最も良質の大麦を産出すると言われている一大穀倉地帯で、
スコットランドの庭と讚えられてきた所。そんな麦畑のまんなか、
ブラックバーン(黒い小川)という清流のほとりに、ミルトンダフ蒸溜所はあります。
ウイスキー造りに適した良質の流れがあり、昔から密造の盛んな土地でもありました。
また、このあたり一帯は、1236年に創設されたプラスカーデン修道院の領地で、
ベネディクト派の修道僧たちが古くからエールを造ってきた場所でもあります。
このビールは「スコットランドで1番おいしいエール」といわれ、修道院に
莫大な富をもたらしたそうです。そのため毎年1月1日に修道院長が川原の石に
ひざまづき、ブラック・バーンに祈りを捧げるのが習慣で、この石は、
1895年にミルトンダフが拡張工事を行った際に、スティルハウスの壁に
埋め込まれたほどです。伝説によれば、「この水に神の祝福を」と祈って以来、
この水で仕込むと素晴らしい酒ができるようになり、
それがアクア・ヴィテ(いのちの水)と名づけられ、
ウイスキーの語源になったと言われているんです。
そんなブラックバーンの恵みを受けたミルトンダフをVMSCとしてリリースします。
ミルトンダフ 12年 オールド VMSCボトル
創業は1824年。修道院の伝統が受け継がれているかは不明ですが、
建物はもともと修道院が経営する製粉所でした。
ミルトンとは工場のある所の意味で、ダフと名づけられたのは、
その土地がファイフ伯ダフ一族によって所有されてからです。
1936年にハイラム・ウォーカー社が買収以来、バランタインの中核モルトになっています。
このオールドのミルトンダフは、1970年頃~に流通していたオフィシャルで
素晴らしい出来栄えのスレンダーモルトです。香り、味、フィニッシュともに
スムーズで、洗練されており、どことなく気品さを感じさせます。
こんな旨味のある、バランスの良いモルトは滅多に見つかりませんよ!
是非飲みにいらしてください。今夜もvisionにて、お待ちしております。
周辺はイギリスで最も良質の大麦を産出すると言われている一大穀倉地帯で、
スコットランドの庭と讚えられてきた所。そんな麦畑のまんなか、
ブラックバーン(黒い小川)という清流のほとりに、ミルトンダフ蒸溜所はあります。
ウイスキー造りに適した良質の流れがあり、昔から密造の盛んな土地でもありました。
また、このあたり一帯は、1236年に創設されたプラスカーデン修道院の領地で、
ベネディクト派の修道僧たちが古くからエールを造ってきた場所でもあります。
このビールは「スコットランドで1番おいしいエール」といわれ、修道院に
莫大な富をもたらしたそうです。そのため毎年1月1日に修道院長が川原の石に
ひざまづき、ブラック・バーンに祈りを捧げるのが習慣で、この石は、
1895年にミルトンダフが拡張工事を行った際に、スティルハウスの壁に
埋め込まれたほどです。伝説によれば、「この水に神の祝福を」と祈って以来、
この水で仕込むと素晴らしい酒ができるようになり、
それがアクア・ヴィテ(いのちの水)と名づけられ、
ウイスキーの語源になったと言われているんです。
そんなブラックバーンの恵みを受けたミルトンダフをVMSCとしてリリースします。
ミルトンダフ 12年 オールド VMSCボトル
創業は1824年。修道院の伝統が受け継がれているかは不明ですが、
建物はもともと修道院が経営する製粉所でした。
ミルトンとは工場のある所の意味で、ダフと名づけられたのは、
その土地がファイフ伯ダフ一族によって所有されてからです。
1936年にハイラム・ウォーカー社が買収以来、バランタインの中核モルトになっています。
このオールドのミルトンダフは、1970年頃~に流通していたオフィシャルで
素晴らしい出来栄えのスレンダーモルトです。香り、味、フィニッシュともに
スムーズで、洗練されており、どことなく気品さを感じさせます。
こんな旨味のある、バランスの良いモルトは滅多に見つかりませんよ!
是非飲みにいらしてください。今夜もvisionにて、お待ちしております。