そごう柏店と西武旭川店が営業終了、長年の歴史に幕 | TAKESHI~鉄道と競馬が好き~

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鉄道と競馬の好きなもので、よく関東GⅠレース(稀にGⅡ、GⅢ)の生観戦と乗り鉄をします。

千葉県柏市JR東日本東武鉄道柏駅東口に有り、1973年(昭和48年)の開業以来、柏市民だけでは無く隣接自治体(印西市松戸市白井市野田市鎌ヶ谷市我孫子市)の住民にも愛された、「そごう・西武」の店舗であるそごう柏店が、昨日の閉店時刻(午後8時)を以て営業を廃止し、43年の歴史に幕を降ろしました。

そごう柏店は、1973年(昭和48年)の開業以来、駅前のシンボルとして商業都市・柏を支えてきましたが、業績低迷から閉店(営業終了)が決まりました。ちなみにそごう柏店のエレベーターとエスカレーターはヨドバシカメラマルチメディアAkiba(ヨドバシAkiba)や同マルチメディア梅田(ヨドバシ梅田)と違い、東芝製では無く三菱電機製です。

閉店時刻の午後8時に2階正面口で開催された閉店セレモニーは、従業員30人が整列し、詰めかけた市民らに深々と頭を下げました。浮橋和美店長は「お客さまに利用していただき、今日まで営業できた。43年間有り難うございました」と感謝の言葉を述べました。シャッターが下ろされると、「そごう、有り難う」と声が飛んだり、拍手が起きたりし、半年前に廃止・閉場した船橋オートレース場のような「帰れ、帰れ」のコールは有りませんでした。船橋オートレース場の廃止・閉場についてはこちらをご覧ください。

営業廃止・閉店後の活用策を巡り、柏市の幹部は28日、運営するそごう・西武の担当者と面会。速やかに方針を決めるよう改めて要望しましたが、「複数社と交渉している」との回答にとどまったといいます。閉店について、秋山浩保市長は30日の定例記者会見で、「経済的に無視できないインパクトがあり、危機感を持っている」と語りました。

また、そごう柏店と同日の閉店時刻を以て営業を終了したのが、北海道旭川市西武旭川店です。この店は「パネルクイズ アタック25」(ABC制作、テレビ朝日系列)が放送を開始した1975年(昭和50年)にオープンしており、旭川市民のみならず道央(北海道中央部)や道東(北海道東部)、道南(北海道南部)の住民にも愛されてきましたが、そごう柏店と同じ理由で営業終了を決めています。他には茨城県つくば市に有るつくば店や、大阪府八尾市に有る八尾店の営業終了(2017年(平成29年)春を予定)もそごう柏店と同じ理由で決めています。

中山競馬場で行われるスプリンターズステークス(GⅠ)を前に、そごう柏店と西武旭川店は永い眠りにつきました。半年前に永い眠りについた船橋オートレース場も取り壊し工事が開始し、鉄道ではJR北海道留萌線の留萌~増毛間も有馬記念(GⅠ)を前に永い眠りにつく予定です。