珈琲を文字通り

自家焙煎される方は

それなりに来店されます。


焙煎談義をしたり

抽出のアレコレ話など...


ところが

先日の御婦人は

ちょっと毛色が違う


フライパンで炒ったら

おいしくて、までは笑顔で

対応してましたが


実はコーヒーを木から

育てたと云う。


何でも観葉植物が好きで

100円ショップで5年以上まえに買った

コーヒーの木が実をつける

様になったとのこと。


通年の栽培管理や花の香りが

凄く良いことを聞くにつけ

もはやこちらが学ぶモード。


完熟のタイミングや

ほぼハニー仕上げや

天日乾燥に半月など


手探りでコーヒー豆になる過程を

熱がこもらぬ様に話す姿に

それ、完全に農園作業と

同じじゃん!と身を乗り出すと


意外や意外、御婦人は

別にコーヒーがお好きなわけではなく

ただ意地でコーヒー豆にして

飲んでやろう!と思ったそうで...


いやはや、もうその豆が

ロブスタだろうがアラビカだろうが

どうでもよく、

人の背丈程に大きくなった

プランターのコーヒーの木が

街の中で元気であると云うことが、

何となく違う明日を想わせてくれる

そんな話でした。


脱帽!


では、良き珈琲時間を...