ねずみオヤジ  仮暮らしのアリエッティではなくトガリネズミ | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

ねずみオヤジです。このところカワイイ路線できていたので、ちょっと「渋い」ものを作ってみようと思いました。あらためて見てみると、「渋い」というよりも「むさい」ような気もしないではないような。でも、時には傾向の違うものも作ってみたいと思います。

 

草木も眠る丑三つ時に、昨日書いた「謎の小動物」の正体がわかりました。

 ジブリ映画に「仮暮らしのアリエッティ」という作品があります。人に知られないように家の片隅で生きる小人の物語ですが、我が家には、小人ではありませんが、トガリネズミという生き物が住んでいました。なんと2匹が姿を現しました。捕獲もできず、撮影をする時間もありませんでしたが、目視ではあきらかにトガリネズミでした。かなり以前に捕獲して写真も撮影したものと、見た限りでは同じものです(写真データを失くしたのは残念)。

 トガリネズミといいますが、ネズミではなく、モグラの仲間です。いくつか種があり、どの種なのかははっきり言えませんが、準絶滅危惧種に指定されているものがあり、そうでなくても固有種として貴重で、生息数は減少していき早晩絶滅が危ぶまれる小動物のようです。それが我が家の中にいることは不思議なことです。そのことについて娘と語り合いました。娘もあらかたの目星はつけていたようで、いくつかの仮説を立てていました。

 娘の仮説

その1 家の周囲の自然環境が良好なので、家の周囲にはトガリネズミが生息していて、たまたま民家に入ることはあり、壁の中の生物相が森の中と似ているなら長期間留まる可能性がある。ただし恒久的に定着するとは言えない。

その2 家の中で目撃される生き物は、昆虫、クモ類、その他自然環境の中で生きるものが多く、ナメクジを食べるクロコウガイビルが水回りに見られたことがあることから、家の中が自然生態系に近い環境にあって、トガリネズミも留まりやすい。

その3 猫を飼っているが、猫はトガリネズミの匂いを嫌うので、猫は脅威にならない。また家の猫はハムスターと一緒に育ったため、トガリネズミをハムスターとみなして攻撃しない。だから、猫は用心棒のようなもの。

その4 絶妙なバランスで、たまたまトガリネズミが家に長く留まっているが、少しでもバランスが崩れれば出ていくだろう。あくまでも「仮暮らし」だと思える。

おそらく絶妙な条件が揃って、今我が家にはトガリネズミが住んでいますが、それはたぶん「仮暮らしで」、いつか外に出て行くのでしょう。でもジャコウネズミとモグラを掛け合わせたようなユーモラスで、ビロードのような毛並みをもった小さきものが我が家の隅っこで暮らしていることは嬉しいことで、それと、世間的にはひきこもりの生活をしている娘が生き生きとした心を持っていることが何よりうれしいことです。

 

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