高槻ジャズストリート,去年は来れなくて今年も今日だけだけど楽しんだ。

大山さんの大変わかりやすい「モードからクロマティックへ」講座。
専門のサックスだけじゃなくて鍵盤も使って,
・調性音楽なら4つのキャラから成り立っている(トニック,ドミナント,サブドミナント,6〜7種類のサブドミナントマイナー)
「変化するからこそ保守」(まるで京都みたい,と思った)
「他の言い方はないのか」(言い方!)
という言葉にハッとして,ジャンル問わずに同じだなと思った。
ジャズだけでなくクラシックの作曲家の例もいくつか挙げられて,色々よくご存じだなと思った。
非調性音楽の実例としては,
・コードワークの中のみ
・モード上でコードワークをして驚かせる
・半音上下してサイドスリップ
・1つのモードの中で別のモードを使う
を,マイナスワンの名人たちのカラオケでC7上で見事な吹き分け!
それを聴いて,大山さんの演奏がないかなぁと思っていたら,ほぼ直後にあった。

その大山さんASaxと片岡さんTbが入り,目当ての広瀬さんDrと本川さんBでの椎名豊クインテットが,神社に新たにできた舞台で。
ただこの演奏中,何だかゴロゴロと音が聞こえて,どこかの会場の音が漏れてるの?と思ったら,空が段々暗くなってきて,冷たい風が吹いてきて,揚げ句の果てにはすごい雷鳴と稲光まで見えてきて,これは高槻ジャズスト名物の夕立になるの?と思ったら,幸いに雨は降らずに天気は回復した。

ほぼ毎年聴く生涯教育センターでのトリオはすごい!の一言でとても楽しめたし,

韓国の歌姫さんも良かった。

あと,東原力哉さんのバンドも面白かったし,川嶋さんのTSaxとFlの無伴奏ソロ…のはずなのに,後半力哉さんと中村さんPfが乱入してのセッションも面白かった。
いつも一緒にやっているとはいえ,こういうことができるのがさすがジャズ。