バロック・ギターはとても久しぶりにSanzをいくつか練習。

Sanzは初めての講習会で楽器ともどもボロクソに言われ,2回目の講習会では違う曲でえらく誉められた因縁の作曲家。
久しぶりにそれらの曲を弾いてみると,初回の講習会で言われたこととか,実はこういうフレーズだったのかというのがよくわかる。
久しぶりだから忘れている部分もあるし(汗),難しくてちゃんと弾けない部分もまだまだあるけど,弾いていてともかく楽しい。


最近キタローネで通奏低音講座に出ている効果も大きい気がする。
先生が撥弦楽器奏者だし,通奏低音でもいかに旋律として音の方向性が聞き手に伝わるかということを常に教えてくださるし,バロック・ギターのレッスンも受けたことはあるけど,やはりなるほどということばかりでバロック・ギターやリコーダーのフレージングが自分でもわかりやすくなってすっかり変わった気がする。

リコーダーはvan Eyckを吹くのに,リコーダーを色々変えて試行錯誤しながら,指回りの確認をじっくり。
バロック・ダンスをやったりしたこともあって,舞曲をどう吹いたら良いか,ジャンルさえわかればある程度確信持って吹くことができるようになったのは大きい。


キタローネは,最近ウォーミング・アップ代わりにしているKapsbergerのあと,Moteverdiの《ヴェスプロ》の通奏低音を,弾くと決まったわけではないけどいくつか。
曲によってはとても難しいし,和音の流れをきちんと把握して運指も設計しないといけないけど,こういう通奏低音の上に乗っているんだという視点の違いがとても面白い。