リコーダーは,

van Eyckの世俗曲の続きと,いつもの詩篇歌,
このところの世俗曲はあまり吹いてなくてなじみの薄いシリーズ…(汗)。

Frescobaldiとde Selmaもいつも通り。

いつものVirgilianoはやめて,久しぶりのDalla Casaを再度。
2冊あって,1冊は教則的な練習から始まるもの,もう1つは当時の流行歌にディミニューションを施したもの。

1冊目の方は音域としてはアルトなのでG管を,2冊目はソプラノで。
1冊目は実に多様なタンギングが指定されていて,1ページ目に

Le re le re
De re le re
Te re le re
Te re te re 
Te che te che
Te te te te
De de de de

と出てくる!

当時(1584年)の人はこれができていたということなんだろう。

でも,最初の3つは最近使っているというか,漠然とこういう感じにすれば最初のアーティキュレーションは明確にあるいは少し柔らかくという区別をして,あとは全体に柔らかいタンギングを使うのが良さそうということと合致する。

これは去年のあるレッスンで,
「細かなフレーズでは柔らかいタンギングを使って」
と言われて,その後の試行錯誤の結果。

今の曲みたいに32分音符が多発する曲では,自分の場合舌先がそんなに速くは動かないから,それを使わずに高速でしかも柔らかいタンギングをするには,Dalla Casaが最初に書いているタンギングが最良解だと思う。

このタンギングも,前にこの曲集を練習した時にはできなかったもの。

それから,もう1冊の当時のClemensの歌に基づくディミニューション。

Dalla Casaはコルネットの名手だったから,同じように指孔を持つ管楽器のリコーダーでも似たようなテクニックは使えるだろうけど,それにしても久々に4分割だけでなく6分割や8分割が混在したディミニューションは脳が活性化されるようだった。

しかし!難しい…。

バロック・ギターは,

レピッコの練習を兼ねてle Cocqの短いシャコンヌだけでなく,長ーいフォリアを結局全部弾いてしまった(汗)。
前に練習した時には1ページずつしか到底できなかったけど,今日は8ページ一気に!
おかげで,途中の変奏にレピッコが出てくるのが見つけられた。
それもプンテアードの中に突如アクセント的に出てくる!難しい!!

レピッコに関しては,今日Twitterで結構やり取りをしたので自分のだけ転載。

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PicoやMilloniでは
中下 親下 親上 人上
で,問題は「1コースだけ弾け/触れろ」と読めるんですけど,AbatessaやたぶんCorbettaのように別に全部弾くように指示する人もいます。
0:47 - 2015年1月27日

特にCorbettaには
中下 親下 親上 中上 中下 人下 中上 人上 人下 人上 中下 親下 親上 中上
というのがあって,うわ~という感じです。 そこからすると 
中下 親下 親上 中上 
でもいいのかなと思います。
5:47 - 2015年1月27日

ラスゲアードは継続して練習するようには言われてますが,こないだの講習会でも結構皆さん普段はやってない感じでした。けどラスゲアードだけの曲集も何冊もありますし,元々奏法はラスゲアードだけだったとも言われるので欠かさずやらねば,なのです。
6:08 - 2015年1月27日
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あとはde Murciaの続き。
Corbettaはできなかった,というかle Cocqのフォリアで疲れてしまった。

今は無理して練習は長くしないようにしている。
ギターはリコーダーと比べると体の負担も違うから,楽しい気持ちで弾ける範囲の練習にしておこう。