後期バロックを吹くという機会がなければ,練習は初期バロックの曲集か,初期バロックとルネサンスのディミニューションの教則本や曲集を吹くのが常。

そうなると,リコーダーもルネサンスか初期バロックのタイプしか吹かない。

今日もそうだけど,van Eyckは平尾エイク466と斉藤エイク,そして今調整に出している石舘中世も良い仕事をしてくれる。

ディミニューションの教則本は,基本的にガナッシG466だけど,曲によっては平尾エイクなどを使うことも。

初期バロックのアンサンブル曲は,平尾エイク442/415が多い。
466でアンサンブルする機会が,今はまだないということもある。

エイク466は紫檀なのでしっかりした音が出るけど,エイク442/415は楓ながらとてもしっかりした音が出て,ヴァイオリンともそこそこ張りあえる。
とはいえ,466が一本削り出しなのに比べて,442/425は2本分割で金属のリングが入っている。
ある時このリングが落ちてしまったことがあったけど,その時の音は信じられないほど貧弱で,リングの威力をまざまざと知った。



バロック・ギターはソロ曲のみ。
le Cocqでレピッコの練習と,ソロ曲の続き。

レピッコはできるようになってくると俄然面白い!
先日の講習会でも「ここのラスゲアードを細かく」と言われた部分で使うと,なるほど!メリハリが付く。

de Murciaも続き。
ある程度弾ける曲はどんどん弾いていく。

Corbettaはもう一度だけ復習。


今日は,久しぶりの初期バロックのアンサンブル曲でちょっと長い曲を,ファクシミリから百合池で興していて,思ったより手間がかかったのですっかり時間がとられてしまった。
それでも,自分なりに納得できる現代譜ができたと思う。