三木楽器のリコーダー・フェアをのぞく。
写真は撮り忘れ(汗)
 
今回は,ルネサンスのガナッシなどのモデルも割とあった。
メック,徳永さんの楽器の他,そして初出展の石舘さんの楽器も!

お店の吉村さんによれば,それらを展示すれば私が来るだろうとのこと(笑)
 
残念ながら石舘さんも徳永さんもおられなかったけど,佳代さんが来られていて,吉村さんと3人で色々お話。

吉村さんが
「ルネサンスのモデルの違いを教えてほしい」
ということで,ひとくさり説明。

一番違いが分かりやすいと思って,石舘さんのと徳永さんのをヴォイシングの違いを見せる。
この違いで,音量とキャラクターの違いが出ることを説明。

メックは「ルネサンス」と言っても,バロックの運指とルネサンスの運指の2つのモデルがある。

徳永さんのは「ルネサンス」と言っても,運指はガナッシではないのと,あくまでも石館さんのと比べると繊細な音。
息を入れ過ぎると,バロック・タイプと同じく音がひっくり返ってしまう。

石舘さんのは,やはり平尾工房仕込みでヴォイシングが広いので,いくら息を入れてもどんどん鳴る印象。

だから,その息に対応できていないと,笛の性能が全く活きない,という経験をかつて痛いほどした。

今ではこの音の鳴り方が自分の中での標準になってしまったから,他の笛が吹けなくなっている昨今…(汗)。

リコーダーは,4種ほど使って,
Frescobaldi, de Selma, van Eyckの続き, Virgiliano。

van Eyckはやはり16分音符の変奏が難しいことが多い。
今日のみたいにあまり吹き込んでいない曲は時にそうで,143曲まんべんなく吹くのは難しいから無理もないけど,曲によってそれなりに吹けているのとそうでないのの差が激しい。

あと,今日フェアで佳代さんと話していて,4月のマスタークラスの話になって
「何で受講されます?」
と聞かれて,一応決めている候補をいくつか答えたけど,実際にはかなり迷い中。
どれかのリチェルカーレでも良いけど,歌のディミニューションの方が良いかもしれないとも思う。
どちらにしてもルネサンス後期から初期バロックの無伴奏曲になるはず。


バロック・ギターも最近のいつも通り。
レピッコの練習をle Cocqのシャコンヌとフォリアで。
コツはわかってきたから,あとは楽譜に書いてあるようなリズムでのコントロール。

le Cocq続き,de Murcia続き, Corbetta復習。
RIccioの通奏低音,Marcelloの通奏低音も少し。
やっぱり後期バロックは,バロック・ギター1本では難しいかも。


それにしても,フェアのあった心斎橋というのは,個人的には微妙な位置。