むしろ、安定型の愛着の人はどんな人?と気になる。 | 古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

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岡山県の和気町で雑貨屋&クラフト工房をしています。
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隠れ家的な工房の日々の暮らし、ちょこっとのぞいて見てくださいな。

愛着の不安定な『不安型』と『回避型』

については本を読んで、周囲を観察して

様々な行動のすれ違いを考察して

やっと理解できた!

 

同じ不安定な愛着をもつ両者だが、

ベクトルが真逆の『不安型』と『回避型』。

 

なんとなく、すれ違ってた理由や

抵抗感があったことの理由を納得した。

 

『不安型』は、愛をむさぼる人。

『回避型』は、愛をあきらめた人。

 

その両方を持つ『両価型(混乱型)』

言うのもあるが・・・

(不安型な上に回避型)

 

そうして行動や思考の違いを比べていくと

世の中で起こっている人間関係のトラブル

(主にはすれ違いや理解できない事)は

この両者のベクトルの違いにあるように思う。

 

まさにこの二つは、種族が違う?とおもうほど

反応が違うのだ。

 

両者の間に『共感』なんてものは成立しない!

と思われる。

 

もしも、お互いの間に何らかの『共感』が

生まれるとしたら・・・

 

両者が自分と相手の『違い』を

理解すること・・・だな・・・

 

これ以外にはありえない!

 

 

そうして世の中を見渡してみるに、

むしろ『安定型』の人ってどんな人?

という疑問がわいてきた。

 

人は何かしらの『問題』が起こるから

調べようとする。

 

そして、不具合を起こしている要因については

研究がなされ、その姿が浮き彫りになる。

 

ところが、問題が無い、健全なことについては

何かと『置いていかれる』。

 

緊急性が無いから後回しになりやすい。

 

けれども『安定型』の人も少なからず

いるわけで、要るから世の中の緩衝材として

ぶつかる両者の間に入り、衝突が無いように

調整してくれているのだと思う。

 

そんな『安定型』の人って

どんな行動?どんな思考?

 

特徴的なパターンあるのだろうか?

 

あるとするなら、『安定型』の人の

心の中はどんな感じで満たされているのか?

 

それも知りたくなってきた。

 

知りたくなってきたが、案外と

安定型について語られている書物は無いので

特徴を見出すことが難しい。

 

なんとなく、想像してみるに・・・

 

前向きで、努力家。

勤勉で、品行方正。

素直で、実直。

人の裏を読まず、

ひねくれた物言いはしない。

誰かの役に立つことに喜びを感じ、

社交的で活動的で友好な人間関係。

優秀で有能。

世の中で活躍しているけど、

それを目的にはしていない。

自然とやっていたことが注目されて、

人から尊敬される。

 

こんな感じだろうか・・・

 

ようするに人間として成熟し、

社会的にも貢献し、決して

偉ぶらず、人を分け隔てしない・・・

 

まさに『聖人君子』『偉人の器!』

 

愛着が安定していて、

心に安全基地があったなら、

様々なことにチャレンジする

エネルギーを持っていたはず。

 

海外へ留学したり・・・

世界中の人と交流したり・・・

そして集まる人たち、仲間も

当然、似たような生い立ちだろうから

幾人か集まれば何かが立ち上がり、

何かを動かせる・・・

 

エリートと一口で言ってしまうと

安っぽい感じになるけど、おそらくは

『世界をリードするリーダー』として

人望もあり、人脈もある人たちのはず・・・

 

そこまで規模が大きくなくても、

地域や社会で、なくてはならない人として

皆から慕われたり、尊敬されたりしているはず!

 

そう考えると、パーソナルの向かう方が

良い方向『表モード』に向かうには

是が非でも『愛着の健全化』が必要で、

愛着安定型の人は、最初からのこ努力を

一つはしなくてよい状態に育ってある!

ということか・・・

 

親が安定した人格になるように育てて

くれたおかげで、『裏モード』には行かず、

いわゆる『生きづらさ』とは無縁で居られた。

 

やればできる!頑張れば報われる!

ダメだった時でも、親という受け皿があった!

くじけても、逃げ込める安全基地があった!

 

そんな人が『裏モード』に入るわけがない!

 

 

だって、裏モードに入るトリガー

『自己愛』!だから・・・

 

親からの愛が無いから、自前の愛で

自分を守るしかなかった人たち。

 

自己愛が過剰に出てしまえば、それは

防衛だけでは済まされず、攻撃へと進む。

 

自己愛過多な人は、鎧をまとい、

武器を携えて、退避する場所を持たないから

進むしか道が無かった人たち。

 

この状態を『裏モード』という・・・

 

そして当然のことながら、

『裏モード』になればトラブルを産む!

 

トラブルから身を守るための鎧と武器が、

じつは新たな火種になっていると

気が付かないからますます社会や組織から

弾かれて自己愛を強める。

 

こうなればさらに『生きづらい!』

 

裏モードに入っている人が

表モードに向かい、社会から

受け入れられる自分になるためには

何段階もの手順を踏まなければならない。

 

まずは『己を知る事』

 

自分の今置かれた状態を知る!

 

社会からなぜ孤立してしまっているのか?

 

自分が弾かれる原因はなにか?

 

どうして心に鎧をまとい、

言葉に武器を携えてしまったのか?

 

それを知ったうえで、己の成育歴を

思い出し、狂おしいほどの親への

愛着と恨みと憎しみと戦いながら

一つ一つを『手放す』『許す』という

段階を踏まなければならない。

 

その『許し』は次に、己自身も

『許す』という段階へ向かう。

 

自分も親も『許す』

 

これで良し!

これも良し!

 

まさに『あるがまま』を受け入れた

状態になって初めて、自分の持つ

パーソナルの良いものが見えてくる。

 

 

その良い面、得意な面を伸ばしつつ、

できるなら自分のパーソナルが最も

苦手とする方向へあえてチャレンジしてみる。

 

そう!

その苦手なことが、『表モード』

への入り口なのだ・・・

 

その苦手なことにあえて、チャレンジ!

 

愛着が安定している人は

このチャレンジをすでに子供の頃に

スタートしている。

 

愛着が不安定で裏モードの人

これだけの段階を踏んで初めて

『チャレンジ』に向かうことが出来る。

 

そしてそのチャレンジには『試練』

が付きまとう。

 

その『試練』にあったとき、

今度は逃げこむ先の『安全地帯』が無い!

 

安定型の人にはあって、裏モードで

生きて来た不安定型の人たちは持たないもの

それが『親という安全地帯』

 

無いモノはどうするか?

 

 

新しく安全基地となってくれる人を探し、

その人と友好な関係を築いていくことで

親との間には作れなかった安全基地

作るか・・・

 

もしくはもう一つの方法・・・

『己自身が誰かの安全基地として機能

出来るように自分自身を鍛え上げ、

誰かを守ることによって自分の愛着を

回復させるか。』

 

まさに、自分の安全基地は、自分自身!

これをやるかだな・・・

 

己こそ、己の寄る辺!

である・・・

 

この二択の内のいずれかを得られれば・・・

チャレンジし傷ついても、安全地帯まで

退避して回復を計り、再チャレンジが出来る。

 

こうして何度か挑戦していくうちに

何かが出来るようになり始める。

上手く行くようになり始める。

 

そうすると、自分のやった成果に対して

自分で正当な評価が出来るようになる。

 

自分を自分で評価する!

 

これが『自信』につながる!

 

この『自信』をもってして、

次なるチャレンジへと漕ぎ出せる。

 

これがまさに『表モード』!

 

親からの愛着を安定して得られなかった人は

実に多くの工程を踏まなければ『表モード』

には向かえない!

 

まさに人生修行をした果てに

やっとも思いで『表モード』に

向かうことが出来る。

 

 

子供にこんな苦労をさせるくらいなら、

どうして小さいころに愛着を安定させて

やれなかっただろう・・・と後悔する親が

どれくらいいるだろうか?

 

いや、子を思うほどの愛着がある人なら

間違いなく『安定型』の人だ・・・

(自分のことではなく、子供を優先的に考え

られるのがすでに安定した愛着の証拠では?)

 

これだけ読んでおそらく『不安型』の人は

『親がちゃんと愛着を育ててくれないせいで私は

こんなにも多くの工程を踏まないといけなくなったじゃん!

これだけやってたら、あの人に追いつくわけがないじゃん!

スタートダッシュですでにライバルに負けてるじゃん!

どうしてくれようか!親のやつめ!

アンタのせいよ!私が生きづらいのは!

もう手遅れだ!もう取り戻せない!

悔しい!私のせいじゃないのに!損した!

親のせいで損な負け犬人生になってる!』

って思うはず・・・・

 

あるいは『回避型』なら、

『そうか、スタートダッシュでもうこんなにも

違いがあるんだ、じゃあ無理して努力しないで

ユルユル暮らすよ。だって、めんどくさいもん!

今から何をしても追いつけるわけないし、

自分なんて存在しても、しなくても、あんまり

世の中に影響ないし、それなら苦労なんかしないで

嫌なことから逃げまくって、楽に暮らすよ!

父さん、母さん、せめて俺に遺産残して死んでよね!』

ってなるか・・・

 

本当にね・・・

 

 

安定型の子供に育てて置けたら

それだけ、人生を回り道しないで

ストレートに表モードにむかえるのにね・・・

 

子供の頃のほんの少しの親の心がけ

あるいはスキンシップが、後々の

その子の生き方まで決めてしまうという皮肉・・・

 

当然、そのひねくれてしまった愛着の子供に

よって親自身も苦しめられてるんだろうけれども・・・

(ケンカが絶えなってだけでも、ストレスだよね・・・)

 

じゃあ『愛着不安定な人』には何も

救いは無いのか?メリットは無いのか?

 

私はそうは思わないんだよね・・・・

 

おそらく、安定型の人には見えていない

様々な角度からの視点を持っていると思うんよ!

 

表しか知らない人たちには、

きっと『裏モード』で生きている人の

心理は読み解けないハズ。

 

どうして『生きづらいのか』も

理解できないハズ。

 

そう考える必要も無く、ストレートに

人生のお山を登った人たちには

きっと見えてない『裏の景色』があったはず。

 

紆余曲折、崖路、沢路、落ちたり

滑ったり、転んだり、時には

つまずいて何日も動けなかったり・・・

 

まさに、登るルートが最初から

過酷だった人たち。

 

まずは、自分をねぎらおう!

 

よくぞここまで頑張ってきたな私!

 

そして、そこからでも遅くない

正規ルートに戻って、最短コース

で頂上を目指せば十分予定していた

仕上がりに間に合うよ!

 

まあ、でもこの世には時間の制限があるから

なるべく早くに、この状態を把握して

歩くルートを変えたほうが良い!

 

取り戻せない!

手遅れだ!

なんかズルい手はないかな?

どこかに近道無いかな?

一発逆転の法則は無いかな?

成功の法則ってどこで売ってるの?

 

こうしてインスタントな方法

逃げるから、ますます頂上から

遠ざかる・・・

 

裏モードの自己愛過多な人が

カルトやスピリチュアル、商法ビジネス

成功の法則、ネットワークやマルチ、

そして陰謀論や宗教にのめり込み

依存していくのはなぜか、理由が分かったよね。

 

迷えるものが『魔法の杖』を探す。

一発逆転の『魔法の法則』を探す。

 

そんなもの最初から、この世には無い!

 

あったのは、愛着の問題だけ・・・

 

そこに『気づくか?』『気づかないか?』

 

そしてその自分の状況を

『受け入れるか?』『受け入れないか?』

 

そこから再び自分を育て直し

『正規ルートを登るか?』『登らないか?』

 

ただそれだけだった・・・

 

 

そう考えてみたら・・・

 

無意識にだけれども、お爺の教えを守り、

逃げないで戦い、自分を鍛えて誰かの

安全基地となり、少なからず小さくても

チャレンジを続けて来た(毎年一つは

新しいことをやる!)私は、ちゃんと

表モードを目指してたんだな・・・

 

気が付かなかったけれども、

このやり方で良かったんだな・・・

 

そして、この年になってだけれども、

親の抱えた『不安型』特有の言動にも

理解を示せる知識を得た。

 

これは本当によかった。

 

自分を知り、親を知れたことで

これを子に活かせる!

 

さらには、親子関係で悩んでいる

全ての人に活かせる。

 

これで私の長年研究してきた

『パーソナル・リーディング』

ほぼ完成!と言っても良いのでは・・・

 

今後はこれを悩んでいる人に

活かせるように整えて行こう!

 

2025年はこれも目標の一つだな!

 

まさに、実践編とも言うべき章を

完成せさないと!