関東の人向け。関東のガソリン供給が需要を下回ることは無いので、
安心して被災地のことを考えてください。
巷で言われているガソリン不足には大きく分けて2つ原因があって
①ガソリンスタンドそのものが被災したため、供給できるガソリンスタンドが少ないため
営業しているガソリンスタンドが無いから、営業しているガソリンスタンドに行く。
だから行列ができる。
昭和シェルを例に言えば
いま営業している店は、被災前と比較して70%程度。3割減。
15日の段階で50%程度だったものが一週間で15%増加しているので、
楽観したらあと2週間程度で以前の状態に戻る計算だが、
どの地域のSSが復旧したのかが明確に記されていないため、
まだ営業できないSSが被災地中心部のものだとすると、
被災前に戻るのには時間はかかるかもしれない。
②タンクローリーがガソリンスタンドに向かうのに、遠回りをしているため
ガソリンスタンドに供給されるガソリンを積んだタンクローリーが、
現在は日本海側を通って宮城、岩手、福島のガソリンスタンドに供給されているようです。
原因は道が寸断されているためで、
結果的にガソリンスタンドへの到着が普段より遅くなってしまうという事象が発生している。
ただ、塩釜にあるエクソンモービルの製油所が操業再開したようなので、
少しはガソリンスタンドへの流通網が戻るのかと思われます。
原油そのものは普段どおり入ってきている状態。
その製油所の一部が損壊しているのも確か。
ただ、製油量そのものは大きな損害をこうむってはおらず、
原因が被災地での流通経路が崩壊しているためなので、
少なくとも関東でガソリンが無くなるということはありえません。
なので冷静に、被災地にできることを考えて行きましょう。
今日は塩釜に5000キロリットルの燃料を積んだタンカーが入港できたみたいです。
うち、ガソリンは2000キロリットル。
これは日産のキューブ(タンク容量は40リットル)で言えば、
実に500000台分を満タンにできる容量です。
今後の入港経路も確保できたのであれば、
近々被災地のガソリン不足も無くなっていくことと思っています。