初春に入りアライグマの
交尾活動がはじまった?
今年の冬は
各地で大寒波が
押し寄せました。
3月に入っても
わたし達人間はまだまだ
冬の寒さから完全に
抜けだすことができませんが、
動物たちは
そろそろ春の繁殖期に向けて
動き出している様子。
まさに恋愛の季節に突入、
短い熱愛の時期の始まりです。
今回のブログ記事は、
とうとうアライグマの
交尾が始まったか?
そんな内容のお話。
兵庫県姫路市の
お客様からの調査依頼内容
兵庫県姫路市のお客様から
天井裏に大きな動物が頻繁に
侵入しているので見て欲しい
とのお電話を頂きました。
お話では
施設にいる高齢の
お母様が2週間に一度、
誰も住んでいない
実家に帰宅の際、
近くに住む娘さんが
泊り込みでお世話に
帰られるらしく、
夜中に
天井裏で大きな足音が
二晩続いたので
慌ててアスワットに
電話をしたとのこと。
実はこのお客様、
昨年の秋にも同様の
ご相談を頂いたのですが、
何度かのやり取りの間に
「ご近所さんが
大きなアライグを捕まえ、
その後足音が無くなったので
少し様子をみます」
との連絡がありました。
私からの
アドバイスとして
「それは良かった!
でもしばらくしたら
また他の個体が侵入するはず。
2月から6月の間、
頻繁に足音が聞こえた場合は
すぐにご相談下さい。」
と、お伝えしていました。
今回のお電話で
「やっばり
アスワットさんのお話通り、
また侵入してきて天井にも
穴を開けたので早くしないと
思い電話しました」
との事。
ユニットバス付近の
天井からゴソゴソ音が!
お伺いして
玄関の天井をみると、
お客様が言われた通り
〇〇㎝程の穴が開いていました。
これ!
アライグマが結構やります。
特にジプトン系の天井は
穴開けやすいですからね。
お客様の
聞き取り調査から、
今回もイタチなど
小さな動物の足音ではなく、
重量感があったので
アライグマでは?
とお話しされていたので
間違いないと思いますが、
ハクビシンやネコなどの
可能性も踏まえて、
先ずは侵入害獣の特定をします。
ユニットバスの点検口から
屋根裏の形跡を確認するために
浴室内を養生していると、
屋根裏から
僅かに「ゴソッ」と
音がした様な気配が。
その後は何もしませんが、
こんな場合は高確率で
屋根裏に動物が潜んでいる
場合が多い。
これが
長年の感っていう
ヤツですか。
ゆっくり点検口の蓋を
開けてみると…。
目の前にアライグマ!
相手もビックリして
屋根裏奥へバタバターッ
と、逃げていきました。
やっぱりかぁーと思った瞬間、
私の後ろ側から「ガサガサ」
音がしたので振り向くと、
もう一頭、
アライグマを発見!
なんと、
ユニットバス天井裏に
二頭潜んでいたようで、
もう一頭は素早く
屋根裏のどこかへ
逃げ隠れてしまいました。
アライグマなど
建物に侵入する動物は
一夫多妻制で単独行動なので、
普段は1頭づつで行動しています。
2月以降に
こちらの家の屋根裏で
仲良く複数でいたということは、
そろそろ
交尾行動が
始まったのか?
と推測します。
特にアライグマは
他の害獣に比べて
早い時期から出産する
傾向ですからねぇ。
急いで投光器を持ってきて
屋根裏全体を照らすも、
2頭のアライグマの姿はなく
気配すらなくなって
しまいました。
天井裏は
アライグマに荒らされ放題
侵入害獣が
アライグマだと判れば、
次は被害と侵入口の調査。
屋根裏には
長年アライグマが
侵入していたと想像される
断熱材の荒れや大量のタメ糞。
そしていろんな所を
徘徊したであろう証拠の
足跡がついていました。
さて、
外からの
侵入口はどこなのか?
調査をはじめますが、
蔵もあるような
広い旧家のお屋敷で
長い生活様式の変化から
増改築も繰り返し
おこなわれているため、
害獣が侵入する穴や隙間は多数。
その中で
今回侵入している
アライグマのメインの
侵入口は縁の下。
縁の下内をのぞくと
以前、出入りの大工さんが
奥で束柱と束柱の間を
木枠と金網で塞いおられました。
(この作業も大変だったでしょう)
しかしアライグマが
数箇所にわたって
木枠下の土を掘り返した
穴から侵入しています。
それも対面にある
中庭側の縁の下からも
同じように数カ所穴が開いた状態。
その他、
屋根上の侵入口も含めて
お宅全体を防除するには
それ相応の日数がかかります。
調査終了後、
お客様に被害状況と
全ての封鎖箇所の写真を
パソコンで見ていただきながら
ざっくり全体像をご理解いただき、
後日に調査報告書と
見積書を郵送にて提出。
ご家族の方と
ゆっくりご検討頂いた上で、
ご依頼いただきました。
広い縁の下の開口を封鎖。
その出来栄えは?
結局、施工は
2名で1週間ほどかかり
防除作業完了。
最近、広いお屋敷の
害獣防除依頼が多いのですが、
そういった建物の
何が難しいのかと言えば
「閉じ込めないこと」
害獣が屋敷内の
どこかに潜んでいるのか?
もしくは居ないのか?
これを確かめるのが
広い建物だと
非常に困難ですので、
アスワットのノウハウを
駆使して絶対に建物内に
居ないということを慎重に
何度も確かめてから封鎖します。
今回、
アライグマがメインで
出入りしていた縁の下の開口も
沓脱石や葺石などがいびつなため
仕舞いに悪戦苦闘しましたが、
美観も考えて違和感のないよう
きっちり仕上げました。
これで
アライグマだけではなく
イタチ、テン、ハクビシン
などの害獣が建物に
侵入することは出来ませんし、
ネズミをのぞく
すべての害獣に対して
5年間の侵入保証も
つけさせて頂いております。
屋根裏で
子育てする前に害獣対策を!
それにしても
今回の事例からも、
そろそろ害獣たちの交尾期が
始まっているようですね。
建物に侵入する害獣たちは、
無事交尾を済ませて
メスのお腹に子供が宿ると
約1か月後には屋根裏で出産。
4月頃からお盆頃までの間、
害獣の子育てシーズンに突入します。
(オスは子育てに参加しません!)
そうなると、
昼夜問わず足音と
鳴き声の騒音被害、
毎日増える糞尿被害、
単独侵入時以上に
かさむ防除費用など、
お客様にとって
厄介な事態になりますので、
3月に入り
害獣が頻繁に屋根裏へ
侵入している場合は
早めの対策をおすすめします!
アスワットのこれまでの取り組み
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