長野県中野市にある高社山は高井富士の愛称で呼ばれている標高1351.5mの山で、
3時間半程で登れるお手頃な登山が楽しめる山として親しまれています。
高社山では十三仏を祀りながら登山ができます。
この背景には、北信濃では十三仏信仰が篤い地域だと言われ、
法要などの仏事に十三仏の掛け軸などを飾る風習があります。
さて、見晴らしの良い果樹園の中にある登山道入口から登山開始です。
十三仏は初七日から三十三回忌までの忌日を司るとされる13仏の総称です。
草花を眺めながら足を進めます。
登山道?獣道?夏草が生い茂った道を進みます。
登山道へ入るとすぐに金色の不動明王が現れます。
不動明王の一段上の段には大日如来、その奥に勢至菩薩が安置されていました。
登山道は鬱蒼とした樹木に囲まれて眺望は望めません。
しばらく足を進めると釈迦如来の石仏がありました。
獣除けの電気柵が設置されていました。
高圧電流が流れる柵には人間も獣も近づくのは危険です。
いのしし?鹿?それとも熊が出るのかな?!
文殊菩薩の石仏を過ぎると登山道はゆるい坂道に変わり、普賢菩薩の石仏がありました。
普賢菩薩の横には天狗の飛石がありました。
高社山の守護出会った天狗が足跡を残した石と言われています。
どれが足跡?よくわかりません。
普賢菩薩からは登山道は急坂に変わります。
つつじの季節は少し過ぎて、強い日差しにぐったりしてそうな感じですが、
鮮やかな花の色が疲れを癒やしてくれます。
頂上を目指してどんどん登っていきます。
地蔵菩薩の石仏を通過。
薬師如来の石仏を通過。
勢至菩薩の石仏を通過と次々に石仏が通り過ぎていきます。
虚空菩薩の石仏を通過。
しばらく登ると高い木立に覆われた空が、急に開けてきました。
明るい空とは裏腹に坂道は険しさを増してきました。
岩室がありました。
登山道は狭くゴツゴツとした石があって歩きにくく、足に疲れが溜まってきました。
そろそろ限界を迎える体力をあざ笑うようにさらに、登山道最大の難所、高さ5mの鎖場が現れました。
「これ登るの?」
限界に近い疲れた体にムチを打って最後の難所に挑みます。
思ったよりは気軽に登れました。
難所を登り切ると西峰の頂上にでました。
ここには社殿がありました。
まずはここまでの無事を感謝してお参りです。
ここは頂上ではありません。
一息入れて頂上がある東峰を目指します。
西峰から東峰までは5分程度の道のりで、こちらが高社山の頂上です。
東峰にも社殿がありました。登頂に感謝してこちらもお参りします。
頂上に到着まで約4時間の道のりでした。
頂上は涼しい風が吹きますが、これまでの道のりで汗びっしょりです。
頂上を制覇したご褒美はやはりこの景色ですね。
中野市、須坂市、長野市方面、反対側は木島平の眺望です。
頂上から眺めて感じたのは[信州は山が多くてきれいな山並みだ]でした。
天気がいいと、富士山まで見えるそうです。
坂道を登るのに精一杯で十三仏全ては紹介出来ませんでしたが、頂上からの眺めは最高でした。
登山道の石仏はマイルストーンのように次の目標、次の目標と少しづつ達成しながら足を進める癒やしとなってくれました。
山頂へ登りき目標を達成した景色は最高でした。
しばらく登山にハマりそうです。
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アスザック株式会社 インフラエンジニアリング事業部 海外石材チーム
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