不思議な患者様 | ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

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あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

私は、妖怪、幽霊、ヒトコワ、都市伝説、UMA、UFOなどなど怖い話、不思議な話が好きだ。

 

人の気(良くも悪くも)を掌から吸い取り、足の裏から出す治療家?霊能力者?がいるということを

聞いたことがある。

 

私にはそのような能力は無いものの、

最近だと患者さんが悪いところが治療後に痛くなったり、苦しくなったりすることがしばしばある。

いわゆる患者さんから”もらっちゃった♡”というやつだ。

 

そのような時は、最近はサウナに行ったり、

カッサという道具で患部を擦ってもらうと楽になることがある。

 

そのように”もらっちゃった”時は大抵、患者さんはすっきりして帰っていく。

嫌なものを当院に、私に置いていったというわけだ。

 

それと関連があるか分からないが、

朝に治療院に着き、玄関を開けると嫌なにおいがすることがある。

 

腐ったにおい

すえたにおい

焼いたようなにおい

など、とにかく嫌なにおいだ。

 

そんな時は、寒い日でも窓を全開にして、院内の空気を十分に入れ替えて、

ホワイトセージやパロサントの木片などを燃やして浄化するようにしている。

 

それとは、逆にこちらの身体が軽くなる患者さんがいる。

その方は、僧侶なのだが、

なぜか治療後に身体の痛みが楽になり、気分も軽くなるのである。

 

治療して、こちらが楽になるなんで逆に治療代を払いたいくらいだ。

だからと言って、その方が治療後に悪化するというわけではなく、

良くなってお帰り頂けるのだが、実に不思議な感じがする。

 

その方は、私が小さい時から知っている。

当時(30~40年前)の極寒の1~2月の夜にそれこそ吹雪の日でも

お経を唱えながら、一人町を歩くのだ、それも毎日。

 

昔はお風呂場が外だったので、チリンチリンという鈴の音とともに

遠くからお経の唱える声を聴いていた。

その頃の冬だから、積雪が1mを超え、吹雪になると田んぼの根雪が飛び散り

ホワイトアウトを起こすような日も珍しくなかった。

 

ピューピューという風の音の間に、お経が聞こえてくると

子供ながらに、驚愕したものだ。

もちろん子供ながらに感心もしたが、何か得体のしれない恐ろしさを感じていた。

 

そのような人だから、

何かの見えざる高貴な力を備わっていてもおかしくないかもしれない。

この方が来院する時は、実に不思議でうれしいひと時なのだ。