鎌滝えり、杉田雷麟。
妻に逃げられ、デリヘルの運転手をつとめる貞夫はパチンコですってばかりいて、お金も借りまくる。その息子への愛情はあるが、息子の洋一は臭いとみんなからいじめられている。一方、そのいじめる同級生に稔がおり、家は酒を飲んで暴れる父親に、それに従う後妻の母親とその連れ子の姉をもつ。洋一の父親がデリヘルの運転手とののしりながらも、自分の姉がしていることに気づく。ふたりは休日でかけ、姉は汚い自分を嫌だと言ったため、父親を殺すと言い,父に関係を持たされてる姉を汚くないと言う。しかし姉はなんもわかってないといい、次の日父親と出ていく。腹が立った稔は洋一の家に石を投げ入れる。しかし心配となり、探すも洋一は自殺して、抱えて泣く稔。いじめが発覚し、みんながひた隠す中、稔は自分がやったと発言する。
★8
暗い感じだが、こういう現実あったりするのかなと。母親を待つ洋一のあきらめは悲しすぎる。そういう世界にいるのと、幸せな世界と実際あったりするんだろうと。また関係を持たされてるのに,娘と父親が一緒に出ていく男女関係の難しさ。ふたりきりでは優しくする暴力的な父親。なかなかの深みある映画。