菅田将暉、Fukase
絵はきれいなのに、キャラクターが弱いと言われる独立できない主人公の漫画家。家を描いてきてくれと訪れた家の中を覗くと食卓に並ぶ家族の死体が。そして犯人を目撃して、そのキャラを描いて売れっ子になる。そのストーリーと全く同じ殺人が行われ、刑事が近づき、漫画家に事情をきいていく。初めての殺人事件で自白した男は無実と解放されていて、刑事はその男に刺されて殺される。犯人は主人公にも近づき、主人公は漫画を止めることを決意していたが、最終章を書くことにする。自分の親と自分を殺すというストーリーに、幸せな四人家族ではないと、お腹の双子がいる妻に矛先を向ける犯人。ストーリーどおりに主人公も刺し、主人公が反逆して犯人を何回も刺すところをもう一人の相棒の刑事が止めて撃つ。病院の主人公は亡くなった刑事の似顔絵を描き、犯人は法廷で戸籍もなく、自分は誰と問いかける。
★7
犯人の怖さが印象的。四人家族のみ狙い、漫画のストーリーにあわせる。人はなかなか死なないんだよ、殺すのも体力がいるんだよと言う犯人。表現などがリアルな怖さをもたせている。