高良健吾、尾野真千子

3つのストーリーが同時並行に。痴呆の入ってるおばあさんはスーパーで万引きでつかまったりするが、いつも家の前で立ち止まる自閉症の子といつも会話する。そして家に入れさせたら、親が謝罪にくるも、いい子と言って説明する。その親は万引きでつかまえた店員であり、そんなにほめられたことはないと感謝する。

若手の先生。しかし生徒の対応にいつも困っていて、おもらしした少年の対応にその親にすごく怒られる。授業の途中のトイレが頻発に起こってしまい、クラスも騒然となる。また、帰らない子の家に送ると、母親の彼氏にどやされ、引き下がってしまう。ふさいでる先生は姉の子供に、抱きしめられ、なぐさめられる。そして子供たちに誰かに抱きしめてもらう宿題を出す。嫌がりながらも喜んでる子供たち。

娘の遊び友達とのやりとりで、帰ってなぐるお母さん。それでも寄り添う娘。しかしそれに気づいて、大丈夫だよと抱きしめるお母さん友達。自分も母親にされてきて、自分がそういうことをしそうになったことを話し、涙するお母さん。

★5

あまり気持ちはスッキリしない映画。しかし抱きしめてあげることや、ほめてあげることは人を救うことになる。人を責めたり、イライラしても何も解決しない。それをしてくれる人がいるかどうかのことかもしれない。