田中裕子、蒼井優。

一人で暮らしている老人。いない人たちと会話しながらすすんでいく。起きるときも起きてもなんもいいことないよと呼びかける男。若い頃の自分は決められた結婚を拒否して、東京に出ていく。食堂で知り合う旦那さん、職場での東北出身の友達。そして現在は娘から孫の習い事のお金をせびられ、息子は全く疎遠でいないものとしている。昔のことを思い出すように、出てきて人生の最後をすごしていく。遠くの子供より近くの知り合いという車のセールスマン、警官となった息子の友達、図書館にいる恐竜好きな少年など。

★4

人生ってこんなものなんだなと感じさせる。短くもあり、エピソードもその時には大きくても、振り返るとささやかに思ってしまう。