「小さいおうち」
おばあちゃんに昔の体験談を小説にしてもらう。小さい赤い家のお手伝いをして、奉仕する。戦時中であり、どんどん男性は兵隊に行く中、家の主人の部下が残り、お見合いもすすめられる。主人の奥様はお見合いを勧める中、その男性に好かれてしまう。喫茶店にいたことでとがめられ、女中していたおばあちゃんは、兵にとられることとなった男性の元に行くのを手紙をもっていくことで止める。そして現在、おばあちゃんの遺品の中にあった手紙を、仕えていた家の息子に届ける。その手紙は夫人がその男性に書いた手紙であり、おばあちゃんは渡さなかったことを後悔していたことがわかる。夫人は戦時に亡くなり、男性は帰国しており、生涯独身であったことを知る。
妻夫木聡、吉行和子、黒木華、松たか子、吉岡秀隆。
★★★★
所詮不倫であるが、それを息子は老いて知る。純愛であるのかもしれないが、それで悩まされるおばあちゃんが不憫に思う。