「お盆の弟」
白黒映画。うれない監督で、妻にも愛想をつかされて、癌の兄の元に住むようになる。映画の相棒が結婚相談所により、やっと相手ができ、紹介する代役として主人公を連れていく。しかし主人公は妻子と別れたくなく、その女性を兄に紹介しようとする。しかし、子供を怪我させてしまい、妻の離婚届にも判をおす。紹介してもらった女性は近づいてくるが、結婚してる状態を喋ってしまい、去られる。相棒はなんとか彼女に謝り、結婚することに。紹介してもらった女性は再度連絡してきて、離婚した自分も期待もしたが、乳癌を告白され、兄を紹介してくれと頼む。そして兄と縁ができ、ひとりになってしまった主人公。いい人で、こういう離婚の話も多いのかなと思う。ストーリーもなかなかおもしろい。
渋川清彦、光石研、河井青葉、渡辺真起子
★★★★
癌と離婚は現実多く、その中に主人公の人の良さが見えて、ひとりになっていく様は他人事ではない。