「アントキノイノチ」
亡くなった人の遺品を整理する仕事につく主人公。昔レイプにあって、子どもを身ごもり死んだことで心に闇をもつ女性の仲間と知り合う。わかちあったと思ったが、女性はいなくなる。主人公はどもっていて、高校時代は馬鹿にされていた。そのリーダー的存在に、友人のひとりはナイフを向け、失敗して命を絶った。登山部で足元が悪い中、二人きりになり、殺そうという気にもなったりするが、逆に落ちそうなのを救ってあげる。しかし、その写真を飾れていて逆にリーダーが襲ってくる。主人公は介護施設で働く彼女を見つけ、自分のことを話す。そしてやっと心を開いてくれるが、交通事故で亡くなってしまう。彼女の遺品整理をしながら自分を撮ってる写真を見て泣く主人公。彼女が救った女の子に対して、元気ですか〜とアントニオ猪木の真似で声かける。死がかなり出てくる映画。遺品整理で死体から発生するウジなどリアル。ちょっとストーリーは行きすぎだが、テーマは重い。
岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李
★★★★
死ぬときはひとり。それまでは誰かにつながっていたい。彼女は遺品整理のときに写真を撮ってるのがわかってきたというくだりも気持ちに刺さる。