まほろ駅前狂騒曲
行天の元妻が海外に行くため、子供を多田はウソをついて預かる。子供に何をするかわからないよと言いながらも、ふたりきりにしていても行天と子供は打ち解けていく。多田は子供を亡くした過去があり、それにこだわっていて、コンビふたりとも子供に何かしらの感情をもっている。前回の作品に出てきた人たちがたくさん出てきて、事件に関わっていく。前に預かった子供が母親の関係で、自然食品の集団の手伝いをさせられていて、行天はそこから救い出しにいく。しかしバスの中でバス会社に反発する老人がバスジャックし、旧知の売人は逃げ出そうとし、鞄を忘れてしまう。バスの中には、自然食品の集団のボスがいて、行天とは子供の頃の友達であり、言い争いとなり、売人の鞄の中の拳銃を子供が取り出し、撃って、行天に当たってしまう。多田がかけつけ、警察に囲まれ、警察は自然食品のボスが犯人と思い、撃ってしまう。それぞれが九死に一生を得るが、行天は多田のもとから消えてしまう。しかしラストは変なTシャツを来てまたふらりと現れる。独特ののらりくらりとした映画。また行天は指を落としてしまって、治す。
瑛太、松田龍平、永瀬正敏。
★★★
生きていたらやりなおせると、互いに不幸を背負ったものたちがなぐさめる。