予告犯
ネットで予告で、ゴキブリを食べさせられたり、工場に火をつけたりと公開の処刑をしていく。犯人は新聞紙をかぶり、警察は女性の刑事が追う。犯人はITに勤めていたゲイツ、カンサイ、メタボ、のび太。リカルドという名前でインターネットカフェに現れ、父を求めて日本にきたフィリピン人の死を弔うためにやっていく。過酷な工事現場で腎臓を売ってやってきたため倒れ、それを邪険する監督を四人で殺してしまうところから始まる。途中捕まりそうになるが、ネットカフェの店長が気持ちをわかって助ける。契約社員でひどい差別を受けてるなど、いろんな社会の現実を見せつけていく。女刑事は過去の自分がそうで這い上がっことを言うが、わかるはずがないと犯行はすすんでいく。最後は四人が実況で青酸カリを飲むが、主人公以外は息を返す。ビデオで全て主人公がやったことにして終わる。主人公は三人と友達になったことを幸せに感じ、全て仕組む。そんな主人公に女刑事はなんでそういうことを選ぶのか嘆く。自己犠牲の主人公の完璧なままの計画に、フィリピン人の父に会いたい気持ちなど感動するシーンは多い。
生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々。

★★★★★
社会に訴え、さらに四人の殺人をひとりかぶって死んでいく美学的な主人公。社会の問題もつきつけていく。