そのときは彼によろしく
昔なじみの約束のため、水草だけのお店をやってる主人公。ある日バイトをしたいとやってきた女性は、強引に住みついてしまう。女性の気持ちに鈍感な主人公だが、やっとその女性が幼なじみの女の子とわかる。バスの中で、親も知らない女の子は子供のころ住んでいた。しかし女の子は眠るとそのまま目覚めない病気をもっていて、もう薬も効かなくなっていた。もう一人の少年ユージは交通事故で意識不明となり、ふたりはかけつけ、ひとり彼女だけが残る。そして彼女はバスの中で目覚めない人となる。50年に一度咲くかどうかわからない水草と一緒に眠り続ける彼女。ユージも回復し、主人公に彼女の書いた気持ちを書いた置き手紙をわたす。そして水草から芽が生えてきて、主人公の父が亡くなったと同時に彼女も目覚める。店の前に再び立っている彼女。なかなか純粋で泣けた。ちょっと病気がありえなすぎるかもしれない。また起きるのも不思議な話。泣けるけど。
山田孝之、長澤まさみ、塚本高史。★★★★
純粋な子供のころのそのままの恋愛。誰もいない寂しさ、死んでしまう寂しさ。