世界の中心で、愛をさけぶ

高校時代の彼女が白血病で亡くなり、それにとらわれて生きている主人公。生前、台風の日に行きたいと言っていた、オーストラリアのアボリジニの精霊の地に病院を抜け出し、向かう。しかし、飛行機は欠航となり、今度じゃ行けないとすがりつく彼女。ふたりはカセットテープでお互いの声の録音を交換していた。それを女の子が橋渡ししてお互いに手渡していた。しかし、最後のテープを届ける途中に、女の子は事故に会い、彼女の最後のテープを女の子は主人公に渡せずにいた。現在、その女の子と主人公は付き合っていて、渡せなかった最後のテープを見つけて、思い出の地の四国の地に行く。主人公もまた、実家に戻り、テープを聴きながら、過去を思い出す。古い写真館で結婚衣装のふたりの写真があり、主人公は思い悩む。そしてつきあってる今の彼女と精霊の地に向かい、過去と断ち切るため、亡くなった彼女の遺灰を彼女の希望どおりまいてあげる。彼女の気持ちもわかるし、辛いと思う。無人島でのふたりのシーンなんかは映像的にもきれい。
大沢たかお、柴咲コウ、森山未來、長澤まさみ。

★★★★★
四国の地のシーンは自分もそういうのがあったんだなと思い起こす。故郷を見てまわるのも死ぬ前には一度行ってみたい。歴史はみんなあって、それとの付き合い方も大事。