大出の暴力的な父親は、自作自演の保険金目当ての火事を起こして祖母を殺してしまう。大出は被告人として、学校の裁判に参加することにする。神原は無罪といいながらも、大出がやってきた罪を追求し、告発文を書いた人の気持ちを訴える。樹理も裁判に出るが、松子がしたことだと偽証をする。柏木君の家の電話のデータから、神原が電話がしていたことをつきつめる主人公。法廷は騒ぎ出し、神原は自分が裁かれることがこの裁判の目的と言う。柏木君に呼ばれて、自分の親が殺人をしてることを突き詰められも、おかげでいい面も見えるようになったと答える神原。同じ不幸にいてほしかったがそう言われたため、去るなら飛び降りると言われるも、勝手にしろと神原は去ってしまう。そして飛び降りたのが真相。この裁判のおかげでみんながわだかまりがなくなる。無駄のない完璧な映画。
藤野涼子、板垣瑞生。
★★★★★
マイナスなことを言うのは同じ境遇にいてほしい証拠。過去のことを悪く思ってしまうが、その中にも楽しいことはあり、見失っている。