箱入り息子の恋

休みもせず定刻に帰る市役所職員。親は見合いを設定しようとするもうまくいかず、その一人の目の見えない女性が立ちすくんでるところを傘を渡したことがきっかけで、相手から見合いを申し込まれる。しかし、女性の父親は経営者であり、野心のない主人公に対して、反対する。見合いの場で去ろうとする親に対して、あなたは娘の意見を聞かないんですか、と反論する。なかなか感動。娘の母親の協力もあり、吉野家など今までに連れて行けなかったところに連れていってあげたりとデートを繰り返す。見えないために全てを知りたいと二人は関係までもつ。しかし娘の父親にみつかり、そのいざこざの際に、彼女を救おうとして車にひかれて、縁がきれてしまう。吉野家で涙を流してる彼女も見て、決意して、飼ってるカエルの声で彼女の部屋にもぐりこむ。ベッドにいるところを親に見つかり、殴られてベランダから落ちてしまう。ラストがベッドシーンと中途半端な終わり。目の見えないことと初めての恋愛で、初恋のような純愛が感動する。
星野源、夏帆。

★★★★
日頃人間関係がめんどくさい男が、目の見えない彼女の気持ちを伝えることは素敵だと思った。口に出さないと何もわからない彼女に、人間関係のうまくできない彼、共通点があり、自分にも共ずるところがある。成功した野心者などわからない人間はいるが、忘れてはいけないことだと思う。そういう人はたくさんいることを理解しておきたい。