残虐に殺人をした死刑囚の申し出により、罪をかぶっていない先生と言われる人間の罪をあばいていく記者。人を殺してる過程がグロテスクで気持ち悪い。土地ころがし、保険金殺人、慕ってる師弟も殺してしまう。記者は親の介護を妻にさせ、生きている者を大切にしてほしいと訴える。記事になり、死刑囚は懲役20年に。おそらく記者は利用されたと思われる。かっとなる死刑囚の演技のピエール瀧は怖い。ラストは捕まった先生と呼ばれる犯人に、私を一番殺したいと思ってるのはあなただと言われる記者。記者も潜む凶悪なのか。
ピエール瀧、山田孝之、リリー・フランキー
人は自分の立場の中で、凶悪にもなりうるものがあるのかもしれない。出世するためにというのもあれば、そういうことをせずに生きていくのが好きな人もいるんじゃないかと。評点は気持ち悪さで減点。
★★★