色の視覚的効果の中に

リープマン効果といわれるものがあります

 

 

リープマン効果とは、

色相差や、彩度差があっても

明度さがないと、形の認識が難しいことです

 

ちかちかして読みづらかったり、図と地の関係が不安定になるといった

印象が起きます

 

 

,

↑確かに、明度に差がないとなんだか見にくいです

 

 

 

 

村上春樹さんの「ノルウェイの森」です

 

 

この本は、村上春樹さんの希望でこの色になったそうです

出版社の方たちは、「こんなきつい色じゃ本は売れませんよ」と言い猛反対されたみたいです!!

 

リープマン効果は、目がチカチカしますよ、村上さん

表紙なのに、不安定さも感じますよ、村上さん

明度差つけないと、売れませんよ、村上さん

 

と言ったかどうかは知りません。

 

I don't know !!

 

しかし、村上さんはこの色を強く希望したそうです

 

何故この色を希望したのか???

と気になります

 

村上さん曰く、特に意味はないそうです

 

そっかーーー意味はないんかと思ったんですが

表紙に使いたい色だもの

何かしらの理由があるんではないか?

と理由を求める女、ひろせ あすか。

 

色の理由を探る記事の中でこんな記事を見つけました

 

 

 

記事の中では

村上さん曰く、前から使いたかった色だったそうです

本人はあまり意識していない深層心理みたいなところにこの「赤色と緑色」があったのかもしれません

 

 

そして、高校時代を過ごした神戸の街並みが関係あるのではないか?

と推測しています

 

 

へーーーなるほどなーと

あくまでも推測の話だけれど、面白いなと思いました

 

 

わたしは子供のころ、竹やぶが家のすぐ後ろにあり、川があって

蛇も庭で出たこともあるような山手で育ちました

ミノムシが家の近所でぶら下がっているのが常でした

家の窓からは山々が見えて緑豊かだったんです

 

 

竹やぶで秘密基地作り放題だったな

 

みのむし大好きだったな

毎日のようにみのむし触って遊んでたな

 

 

その景色を今でもよく思い出します

みどり色が好きなのは

その影響があるような気がします

 

子どものころから身近にあった色 

大人になってからも

自分に影響を与えてくれる色、なのかな

 

 

自分の原風景ってきっと誰にでもあるんだろうな

 

 

リープマン効果から、村上春樹さんの深層心理を探る旅でした ♩