今更?感は否めないけれど、
ジャニーさんが亡くなった今だからこそ、
釘を刺しておく意味があるのかもしれない。

事務所を出た子もみんな子供、と言い、
元SMAPの3人にも応援している、と言ったジャニーさん。
けれど実務を見ているメリー・ジュリー母子とその取り巻きが、
圧力をかけ続けてきた訳だから、
ジャニーさん亡き今、
これまで以上に露骨に閉め出そうとする事は想像に難くない。

だから、「今」なのだろう。

現時点では明確な証拠がないけど疑わしい状況はある、と公取委は言っている訳だ。
だからもう止めときなさいよ、と。

確かに明確に文書化された、
辞めた3人を使ったら他の所属タレントを引き揚げる、なんて契約書は無いだろう。
そして口頭の圧力なら、言った言わない、そんなつもりで言ってない、等の水掛け論になるだけで、
法的な証拠にはならない。

となると普通は証拠なし、で終了するはず。
それがあえて公取委が「注意」したのは、
証拠はないけど圧力かけてることは分かってるからね、という警告でもあるのだろう。


まあ希代のプロデューサーだったジャニーさんがいなくなり、
残った人達でいつまでもジャニー帝国を維持できるかどうかは甚だ疑問。
落日が迫っている予兆なのかも。


ただ、この手の話はジャニーズだけではない。
吉本なんかも相当な圧力団体だし、
宮迫と田村亮の会見にもあったように、
守ってもくれないくせに謝罪会見は開かせない、という、
しゃべられたらマズイ事が上層部にあるのか?と疑いたくなるような対応もある。
そもそも大手事務所を辞めたら暫くTVに出ない、というのはよくある話だし、
能年玲奈の、本名なのに事務所辞めたら使えない、とか、
どう考えてもおかしな話が罷り通っている。

芸能界も、コンプライアンスがどうとか言うなら、
まず自分達がやっていることが、
一般常識と照らし合わせてどうか、を自省した方がいい。

ま、とりあえずこれでジャニーズ事務所の圧力が減り、
TV局の異常な忖度が無くなればいいな、と思う。
別にSMAPのファンじゃないけど、
スマステは好きだったしね。