「犯罪都市」(1931年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ルイス・マイルストーン監督によるアメリカのコメディ映画。出演はアドルフ・マンジュー、パット・オブライエン、メリー・ブライアン。

 

 

<あらすじ>

 

マスコミで働くヒルディ・ジョンソン記者とウォルター・バーンズ編集長は、大きな事件で金儲けすることを考えていた。目を付けたのが、アナーキストで黒人警官殺害容疑で死刑判決を受けているアール・ウィリアムズだった。あれは冤罪の可能性があった。

 

バーンズは、真面目で有能な記者であるジョンソンに取材を命じた。ジョンソンは結婚を機に会社を辞めるつもりだったが、バーンズはあらゆる手段で彼を引き留めた。ウィリアムズを脱走させたバーンズは、取材記者が集まる部屋に彼を隠した。それを目撃したジョンソンの義母を部屋からつまみ出す。

 

ウィリアムズのことはジョンソンの義母によって暴かれ、彼は再逮捕された。死刑まであと数時間。マスコミは大騒ぎになる。知事は彼が冤罪である可能性があるからと死刑を遅らせるよう保安官らに通達したが、保安官らは自分の出世のためにそれを拒否した。

 

ジョンソンとバーンズはウィリアムズを助けるために共闘したが、その目的は大きく違っていた。バーンズはあくまで金儲けのためにしか働いていなかった。バーンズの悪事は暴かれたが、政治家と彼はすぐに利害が一致した。

 

ジョンソンは新妻と新婚旅行に行くため、会社を辞めた。バーンズは餞別にと自分の金時計を彼に送った。ところがバーンズは、金時計をジョンソンに奪われたと訴えた。ジョンソンに会社を辞めさせないためであった。

 

<雑感>

 

いくらコメディだからって、これはあまりにも酷い内容だった。

 

☆1.0。マスゴミは昔からマスゴミなんだなって。