「L change the WorLd(デスノート)」(2008年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

中田秀夫監督による日本のスリラー映画。出演は松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子。

 



<あらすじ>

自らの命と引き換えにキラの正体を暴き葬ったLは、残り僅かな時間を使い、日本に持ち込まれた新種のウイルスを追うことになった。ウイルスは変異が速く血清が作られないといわれていた。ところがワクチンはすでに完成間近だった。そのことが公表されなかったのは。ウイルスを持ち込んだのがワクチンを完成させた二階堂の部下で環境保護団体ブルーシップに所属する九條希実子だったためだ。

彼女が所属する環境保護団体ブルーシップは、ウイルスを使って大金を手に入れようと画策していた。ワクチンが完成していると知ると計画が無駄になってしまう。そこで希実子は二階堂を脅してワクチンを手に入れようとしたが、その情報は二階堂の娘真希を通じてワタリに届けられていた。だがそのとき、ワタリはデスノートにより殺されてしまっていた。

Lに辿り着いた真希は、父親から託されたSDカードを渡した。だがそのデータはワクチンのデータではなく、ウイルスのデータだった。ブルーシップに狙われた真希はウイルスに感染させられた。しかし低血糖症の彼女は発症しなかった。これがヒントとなり、Lはワクチン開発を研究者に委ねる。

誘拐された真希は、飛行機内で発症。乗客が感染していくなか、完成したワクチンを手にLがやってくる。Lは自分がデスノートで死ぬことを九條希実子に告げ、あなたは生きろとワクチンを打った。

<雑感>

デスノートの雰囲気がほとんどないスピンオフ作品。事件にデスノートが絡むのは、SDカードを渡す相手であるワタリがデスノートで死んでいることくらい。ほぼ別作品でキャラだけ流用されている感じだ。そのキャラも「頭脳特化型探偵」ではなくなっている。

☆4.0。まぁでも大掛かりではあるし、よくできた作品であるのは確か。デスノートだと思わなければいい。