ラッセ・ハルストレム監督によるアメリカのドラマ映画。出演はブリット・ロバートソン、K・J・アパ、ジョン・オーティス。
＜あらすじ＞
ゴールデンレトリバーのベイリーは、イーサンに飼われて幸せな生活を送っていた。母のエリザベスもベイリーの味方であったが、父のジムとは相性が悪かった。イーサンはアメフトを始め奨学金を得たが、ジムは仕事で失敗して酒を飲んでは母親を殴った。イーサンは父親を家から追い出した。
恋人とともにミシガン大学へ進学するはずだったイーサンだが、友人が投げ入れた花火のせいで家が全焼してしまい、逃げる際に脚を怪我してアメフトでの進学を断念することになった。田舎に引っ込んだイーサンは農業大学に進学。ベイリーは預けられた農家で息を引き取った。
ベイリーはシェパードのメスとして生まれ変わり、警察犬になった。何度か転生を繰り返したベイリーは、雑種になった際に飼い主に嫌われて捨てられてしまった。それがイーサンと一緒に暮らしていた農場の傍だった。中年になったイーサンと再会したベイリーは、バディという名前を貰って飼ってもらうことになった。
バディは、火事を契機に別れたイーサンの昔の恋人ハンナの匂いを嗅ぎ当て、ふたりを再会させた。ハンナは夫と死別した後だったので、イーサンとハンナは結婚することになった。バディは自分がベイリーだと気づかせるために、昔一緒に遊んだ芸を披露した。
＜雑感＞
泣ける。可愛い。IQ1くらいの感想だが、久しぶりに映画で泣いたのがこの作品。ベイリーが可愛すぎてIQ下がりっぱなしであった。
犬は言葉で相手に説明できない。ベイリーは何度も何度も転生を繰り返しているが、ベイリーとしてイーサンと生きていたころが最も幸福であった。しかし、新しい運命には逆らえない。そこでの役割を果たさなければいけない。そもそもベイリーになる前には保健所で殺処分されている。
☆5.0。犬の映画は泣ける。ラッセ・ハルストレム監督は「HACHI 約束の犬」（2009年作品）の監督でもある。
