<読書メモ>ブックカバーチャレンジ |  あすてかのブログ

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FBの方で【ブックカバーチャレンジ】の記事を7日間アップしていたので記録として、ちょこっと修正して、こちらにもアップします


The Lar's
~ thear she goes ~


【ブックカバーチャレンジ】

第1冊目は

「剛毅朴訥」田村喜子 氏

鉄道技師・藤井松太郎の生涯

この本との出会いは会議での事。入学前の課題本で毎年同じ時期になると「剛毅朴訥~ごうきぼくとつ~」が議事録に上がるので、何となく読んで見たくなり、ザ土木を知るきっかけとなった本。

どんな分野でも意志を強く持たなきゃなぁ~なんて思った。



【ブックカバーチャレンジ】

第2冊目は

「名画感応術」 横尾忠則 

絵画観賞(名画)っていうと西洋美術と日本美術で、しかも歴史の勉強に近いと学生の頃は思っていた。
学外実習で美術館観賞の授業もあったけれど、絵画よりも遠足気分でワイワイ遊ぶ事しか考えていなかった学生時代(笑)。

卒業してから、この本に出会い絵画ってこんなに楽しくて自由で日常に存在するもんなんだと教えてくれたのが横尾忠則氏。

そして自分の好きな画家や画風というのもこの本のおかげで見つけられた様な気がする。



【ブックカバーチャレンジ】

第3冊目

「ASIAN JAPANESE 」 小林紀晴

業界新聞社でバイトをしてた時にお世話になった上司に勧められた一冊

3年半勤めた会社を止めて写真を片手にバンコクから旅をはじめる小林さんの記憶の記録である

この本の面白さは単なる旅のエッセイだけには留まらず、旅先で出会った日本人達へのフォーカスが軸であり、しかも数年後に彼らと再会をし旅がもたらしたモノを丁寧に聞きながらまた撮影し2冊目におさめている。

小林さんは写真家として今も活躍されている

特に2巻目は旅という概念を大きく変えてくれた。これ、また再読しよっと!!!




【ブックカバーチャレンジ】

第4冊目

「写実考」 磯江毅

画集は自分にとっては大切な読み物。なかなか手に入らないモノでもあるし、一度手放したら中々それを手にする事は難しい。

写実という世界を思う存分に追求し自我を表現したのは磯江毅氏かと思う。

魂を揺さぶられた一冊

1954年  大阪生まれ
1873年  大阪市立工芸高等学校・図案科を卒業
1974年  スペインへと渡り活動
2007年  逝去





【ブックカバーチャレンジ】

第5冊目

「文鳥 」夏目漱石

夏目漱石を読んでいると兎に角、光景が淡い水彩画の様に頭の中に飛び込んできます。

とくにこの「文鳥」はたった26頁という小品だけれど手に取るように伝わってくる。
そして今もまた読んでしまった。。。

身近なモノをモチーフに、そして登場人物も少ない。
このごくごく小さな空間で繰り広げられる世界感が大好きです。




【ブックカバーチャレンジ】

第6冊目

「O'Keeffe」 ジョージア・オキーフ

4冊目で紹介させていただいた磯江毅が「魂が揺さぶられる」なら、オキーフは「体内を満たす」になる

今まで自分が感じっとたオキーフの作品を表現する言葉が見つからず、ただただ絵を眺めては言葉ではなく自分で描いて表現するしかないなぁーと思ってきた。

でも、最近「日のあたる白い壁」という江國香織さんの本を読む機会があって、その言葉が見つかった。

かいつまんで言葉を借りると「安心・納得・明晰・静かな解放」

誰かが代弁?してくれた事によって一区切りついた感じ(笑)漠然としたモノが明晰になって少し肩の荷がおちた様な・・・

ボロボロになったオキーフの画集だし、ちゃんとした画集はもっとある。でも当時購入したTASCHENのこの画集だからいい。
宝物です。



【ブックカバーチャレンジ】

第7冊目

「1973年のピンボール」  村上春樹

最後は何にしようかなと思ったけれど、やっぱりコレになりました。

1973年・ピンボール・配電盤・双子・ゴルフ場・・・どれをとっても好きなモノばかり。

物語に入るというよりは、この本を読んでいる自分を遠巻きながら見る感覚というか客観的になれます。





このブックカバーチャレンジは最初は7冊もアップ出来るかなと思ったけれど後半から、どんどんアレもコレもって本が出てきた事

そして嬉しかったのは普段は「いいね」をしない様な人達が案外読んでくれていた事

不思議なんだけれどFBで、こんなに色々と語った(綴った)のは初めての事で、気がつけばブログとFBを意識せずに自然に書けたし、自分もピックアップした本について改めて深く関わる事ができて良い機会だったと思う