中学校の話です。


我が家の娘ペネは、日能研時代の2年間常にAクラスの真ん中くらいのクラスに在籍し、6年生時の年間偏差値がほぼ50でした。


つまり、平均的な中学受験生と言っても過言ではない気がするのですが、そんなペネが入学した中学は、持ち偏差値より10程度高いチャレンジ校でした。


志望校を検討している時は、取らぬ狸の皮算用とはいえ、仮にチャレンジ校に合格した場合、入学後の勉強について行けるのか?という心配は念頭にありました。


日能研の先生のご意見や先輩ブロガーさんの記事などを参考にして、結局そのままチャレンジし、幸運にも合格を果たしたわけですが、ペネの人生にとって合格は単なる通過点であり、その後迎える中高6年間の方がその何倍も重要になってきます。


せっかくご縁をいただいたチャレンジ校で充実した6年間を過ごすためには、友人関係や部活などといった要素も大切ですが、やはり最も大切なのは勉強です。


日能研時代は適度なクラスに在籍し、いつも最前列で気持ちよく通っていましたが、中学校に入ったら持ち偏差値が自分よりかなり高い子達に混じって、どこまでついていけるか?学校に通うのが嫌にならないか?


入学してよく分かったのが、勉強に対する習慣の有無ですね。やはり日能研でいうところのMクラスの子達や、サピックス等他の塾出身の子達で、この中学の中位・上位層の子達は勉強に向かう習慣が出来ているようです。


ペネの場合、中学受験の間にその習慣を身につけることが出来ませんでした。自分自身で言っていますが、勉強しなきゃと頭では分かっていても、いざ机に座ると気が散ったり眠くなったりするそうです。中学入学後のこの1年間は、まずは勉強する習慣を身につけるための期間だったかと感じます。


この1年間の成績については随時ご報告しているように、残念ながら低迷が続いています。下1/3層を抜け出せず、時には学年順位で下10%未満にも落ち込みました。


勉強する習慣を身につけようとする過程において、親子バトルも何度かしました。もっともその回数は中学受験時代とは比にならない程少なく、基本的に親としては、本人の自主性を育むための働きかけに徹しようと思っています。


逆に言うと、勉強する習慣さえ身につけられればうちの子でも何とかなりそうであり、いわゆる地頭とか能力といった面では一部の優秀層の子達を除き、十分に対等に渡り合えそうな感覚は受けました。


チャレンジ校に合格しても入学後に落ちこぼれるのを心配されている方がいらっしゃるとしたら、一概にそうなるとばかりは言い切れないと伝えたいです。


入試当日の合格ラインには多数の受験生が数点差の中にひしめいていると言われるように、入学したら皆横一線でスタート、あとは本人の努力いかんに左右され、その順位も順次入れ替わっていくとも言えそうです。


さて、そんな中、ペネは先日の学年末テストでは学年順位で半分近くまで浮上してきました。娘なりに勉強の仕方が少しずつ分かってきているのかもしれません。


単発で終わらせずに、2年生になってもこの流れを切らさないようにしてほしいと願っています。