アトヴァンスト・クラスで世界のお茶とイギリス式ベーキング
今回のインフューズ 東京のレッスンが全て終了しました。
ベーシックコースは第3回の道具類のお話でしたが、下の写真、右側に見えるシルバーのホット・ウォーター・ジャグなど、今ではティーウェアとしては消えてしまったものも含めてイギリスの茶道具全般についてご紹介しました。
トレイと言うのは、平らで上にものを乗せて運ぶ用途のものですから、これは三段スタンド、英語だとThree tier standまたはAfternoon tea stand, Cake standなど、色々な呼び方ができますが、必ずスタンドであってトレイではありません。
皆さん、どうぞこれだけは正して行ってくださーい!
今回もこのケーキは大好評でした、私が既に絶版になった1冊目の本に出したレシピですが、粉がはいっていないんです。
作ってくださったのは元ロンドンのアシスタントさんでもあった西田さん、今は帰国してケーキポップのお教室をされています。
とにかく世界の全てのお茶類について学んでるいたたくので、テイスティングもいつもと様子が違います。
可愛い専用グラスでいただく甘いミントティーは、びっくりするほど美味しいんですよ。
奥のナッツとドライフルーツのタルトは、お料理教室の先生多賀谷さんの手によるもの。
日本の粉はイギリスのとはかなり違いますので、粉は混ぜて使います。
ただ、そうすると表面が滑らかになりにくく、こね方を少し変える必要があります。
でも、、ささっと作ってすぐにこんない可愛いスコーンたちが❤️
レシピをさしあげ、解説したイギリスのアフタヌーンティー・サンドイッチと焼きたてのスコーン。
でも、、ささっと作ってすぐにこんない可愛いスコーンたちが❤️
レシピをさしあげ、解説したイギリスのアフタヌーンティー・サンドイッチと焼きたてのスコーン。
当然、添えるのは美味しいジャムとクロテッドクリームです!
西イングランドで作られるねっとりとしたクリームは、口の中で溶けて行く感じがたまらない!といつもたっぷり付けてしまいます。
日本でのレッスンでは、私はかならずタカナシさんのクロテッドクリームを使わせていただき、イベントでも指定してお願いしています。
最もイギリスの本物に近く、というかほぼ同じ。そして何しろフレッシュです。
上にはしっかりと「ゴールデンクラスト」が乗っていますが、これがないものは本物のクロテッドクリームとは言えないとされています。
ホテルもタカナシさんのが多いようですが、量が足りない!という声もよく聞きます。
この日はたっぷりどうぞ〜、とお声をかけたらしっかり2倍量がきれいになくなりました!
良かった、良かった。
お店で売られている事がほとんどないタカナシさんのクロテッドクリームですが、ネットで注文できます。
毎日食べるものではないからこそ、多少手間はかかっても美味しい本物をいただきたいですよね。
ジャムはアヲハタさんのクリスマスプレザーブ。
イギリスのミンスミートの風味でスコーンにとてもよく合います。
このタイプはイギリスにはなかなか無いので、私は持ち帰ってロンドンでも使っているくらいです!
シンプルだからこそ、ほんの一手間、そしてほんのすこしの知識がおいしさを左右すると思うのです。
こちらには、やはりタカナシさんの生クリームをホイップしたものと、アヲハタさんの関連会社が出している瀬戸内レモンカードを挟みました。
美味しい紅茶と美味しいティーフーズ。
しあわせなひと時をこの日は満席プラス1で、少々ご窮屈な思いをさせてしまって申し訳無かったですが、分け合う事ができて嬉しい日でした。